へっぽこ店主の日々雑記

映画パンフレット専門のオンライン古本屋「古本道楽堂」店主のへっぽこ雑記。

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「悪童日記」

20141012.jpg



発売当時に原作小説は読んでるんだけど、まあ細かいところは忘れてるよね(笑)。
でも鮮烈な印象は残ってる。

で、映画版「悪童日記」。

とにかく、ぐいぐい引き込む物語のチカラに圧倒される。
次から次へ襲い掛かる過酷な状況から目が離せない。
瞬きできない。
あっという間に喉カラカラ。

原作にはかなり忠実なんじゃないかな。
イメージを壊さず、残酷なシーンほど淡々と。
ロベール・ブレッソンの映画ほどストイックではないけれど、
ミヒャエル・ハネケぽい冷徹な画面。
と思って後からスタッフ紹介を読んだら、ハネケ映画をたくさん撮ってる撮影監督だった。
画面に個性ってこんなに出るんだなあと感心した。

主役の双子(オーディションで半年かかって選んだらしい)の魅力はもちろんだけど、
私がひときわ気になったのは、祖母役の女優さん。
魔女と呼ばれている怖くて変わり者のおばあさん。
ゴロリと転んだらひとりで起き上がれないような恰幅のよさと、
ギョロリとした恐ろしい目つきが一度見たら忘れられない。

最初は恐ろしい老婆だけど、
親に捨てられた双子との絆が少しずつ強くなっていくのがいい。
この3人の連帯意識のようなものにはすごく共感できた。

それから、双子が困難に負けないために、
2人だけで様々な鍛錬を試みる様子にも共感。
痛みに慣れるためお互いをベルトで叩いたり、
残酷なことに慣れるため鶏を殺してみたり、
飢えに慣れるため絶食したり。

それでも双子にとって一番つらいのは、
痛みでも殺しでも飢えでもない。

だからラストは本当につらかった。
身を切られるようなつらさとはこのこと。
せっかく原作は三分作あるんだから、同じ双子で続きが見たい。
このままじゃ、つらすぎる。

[ 2014/10/14 22:07 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)
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