へっぽこ店主の日々雑記

映画パンフレット専門のオンライン古本屋「古本道楽堂」店主のへっぽこ雑記。

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「卵」「ミルク」「蜂蜜」





主人公ユスフを描いたトルコ映画の三部作。

大人になった「卵」、
青年期の「ミルク」、
幼年期を描いた「蜂蜜」。

徐々に過去にさかのぼっていくのが本シリーズの特徴。
まず単純に映画で描かれる生活や町並みの変わっていく様子が面白い。

大人のユスフは実家を出て古本屋を営み、車に乗って帰省する。
青年ユスフは雑誌に詩を投稿しながら家の手伝いでミルクを売りにバイクで運ぶ。
子どものユスフは学校でも本をなかなか上手く読めない内気な少年。

ユスフが出版した詩集のタイトルが「蜂蜜」。
そのタイトルは父親が養蜂をしていたことから。
こういった主人公に関する小さなことがシリーズを重ねるごとに少しずつわかってくる。
どんな人の人生でも思春期や幼年期を覗くのは胸がつまるものだけど、
「ミルク」「蜂蜜」と辿るにつれて心臓をギュッと掴まれるような何ともいえない気持ちになった。

で、このシリーズ、BGMがない。
鳥や山や緑などの自然音のみ。
俳優たちの演技も淡々としていて、すべてが淡々としているだけに辛い出来事は余計に辛く感じられた。
とはいえ、決して暗くて悲しい映画ではない。
登場人物たちの生活の営みが丁寧に描写されていて見入ってしまうし、何より自然な映像が美しい。

あと別に製作年順に見る必要はなくて、どれから見ても物語はわかるんじゃないかな。
時間がない人は3作目の「蜂蜜」のみでもシリーズのよさや雰囲気は十分に伝わると思う。

ひさしぶりに映画をじっくりと堪能しました。

[ 2014/10/06 23:14 ] 香港・アジア映画 | TB(0) | CM(0)
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