へっぽこ店主の日々雑記

映画パンフレット専門のオンライン古本屋「古本道楽堂」店主のへっぽこ雑記。

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「ミシシッピー・バーニング」





重苦しそうな映画でなんとなく今まで敬遠していたけど、
BSで放送していたので見てみた。

南部の人種差別問題を扱った映画で、
やっぱり重かった(笑)。

でも、事件の捜査に来たFBIが町の古い映画館を貸し切って、
映画館の客席に机だのタイプライターだの持ち込んで
少しずつ本部っぽくなっていく様子が面白かった。
それを2階席から眺めるウィレム・デフォーという図もいい。

実際の事件を題材にした映画だし、
事件のあった場所から1時間ほどのところでオールロケを敢行したようだけど、
映画館をFBI本部にするっていうアイデアはどこから出たんだろう?
ハラハラし通しの映画でも
映画館が映ると映画好きとしてはホッとするから、
私はこういうのすごくいいと思う。
もしかしたら当時映画館で見た観客は、
自分たちがその場にいるような気持ちになったかもしれない。
セットなのかロケなのかも気になるところ。

あと、この映画、ジーン・ハックマンが最高。
したたかで、ふてぶてしくて、
でも妙に愛嬌があって憎めない、ベテラン捜査官。
南部出身だから、南部の人々の気質とかも心得てる。

彼と行動を共にする上司(かな?)がウィレム・デフォー。
若きエリート捜査官。
なんでも効率的に物事を進めようとする真面目さが仇となって、
聞き込みひとつもなかなかうまくいかない。
でも彼の正義感・使命感には大いに心を揺さぶられた。
こういう人が取り締まってくれたら心強い。

監督はアラン・パーカー。
「ミッドナイト・エクスプレス」みたいな社会派でありながら、
私にとっては「フェーム」「ザ・コミットメンツ」といった
音楽映画の監督でもある。
共通するのは反骨精神。
それは脚本デビュー作である「小さな恋のメロディ」から変わらないように思う。

[ 2014/05/28 15:08 ] その他の映画 | TB(0) | CM(0)
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