寒さに震えつつ、郵便局まで自転車飛ばして発送4件。
そのまま近所のシネコンで「タロットカード殺人事件」。ウディ・アレンの映画がここのワーナーマイカルに来るなんてびっくり。この調子で単館系の作品もじゃんじゃん上映してください。足繁く通うから。
映画は、前作「マッチポイント」に続いて、ロンドンを舞台にスカーレット・ヨハンソンを主演に迎えた作品。「マッチポイント」はアレン映画とは思えないほど、笑いなしのサスペンスだったけど、今回はアレン自身も登場し、軽~いコメディになっている。
ちょっとぽっちゃりで、ダミ声、どたどたと歩く、屈託のないアメリカンガールに扮したスカーレット・ヨハンソンがいい。ダサい女子大生だけど、気取りがなくてチャーミングで、何よりセクシー。
特に彼女が赤い水着でプールサイドに座るシーン(貴族役のヒュー・ジャックマンとの出会いのシーン)は鮮烈。劇中、ジャックマンがここで彼女にめろめろになってしまうのも納得の美しさ。
そして、そんなスカーレットと魔術師役のウディ・アレンのやりとりも面白い。ふたりの遠慮のない会話は息がぴったりで親子漫才のよう。
あと、スクープを教えに現れる幽霊(イアン・マクシェーン)が、幽霊のくせに(笑)やけに自信たっぷりで偉そうで笑えた。私の好きな映画「幽霊と未亡人」のレックス・ハリソンを思い出した。
「タロットカード殺人事件」オリジナル・サウンドトラック幽霊と未亡人