へっぽこ店主の日々雑記

映画パンフレット専門のオンライン古本屋「古本道楽堂」店主のへっぽこ雑記。

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「グランド・ブタペスト・ホテル」

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「グランド・ブタペスト・ホテル」を見てきた。
現役監督で一番好きなウェス・アンダーソンの新作。

すばらしかった。
映画としての完成度はピカイチ。
監督の一番の魅力であるビジュアルセンスも抜群。

でも、でもね。
私は今までの監督作品と同じように無条件で「好きだ~!!」とは言えない。

それはたぶん、完成度が高すぎて、立派すぎて、可愛げがないから(笑)。
あー、なんてファンってやつは面倒くさいものだろう。
というか、私が面倒くさいファンなだけですね。
すみません、ほんと。

私の知ってるウェス・アンダーソンは子ども部屋の延長みたいな映画ばかり撮っていた監督。
でも今回は子ども部屋から出てきて、誰が見ても文句の付けようのない映画を作った。
監督史上、最も理性的な映画。

なので、幼年期を引きずる、ひねくれた作風が好きだった私としては完璧すぎてちょっとさびしい。
まあ、ないものねだりか。

子ども部屋から出たといっても、隅々までのこだわりは健在。
屋根裏部屋、刑務所の中、列車の個室、ロープウェイ、トラックの中、そしてケーキの箱の中まで、映画に登場する狭い空間はことごとくウェス・アンダーソンワールド。
相変わらず、個室に固執…(笑)。

あと、語り部であるベルボーイの、無表情でボーっとしてるようで、
ちゃっかりしてる感じが私はたまらなく好きです(笑)。

このベルボーイが家族と離れて自立しているあたりが、
今までの監督の作品とは違うのかな。
兄弟姉妹や親子間の葛藤が中心にない。
監督も大人になったということか。
やっぱり少しさびしい(笑)。

結局、私は子ども部屋でのひとり遊びをこじらせたような痛いウェス・アンダーソンが好きなのかもしれない。

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[ 2014/06/21 23:14 ] その他の映画 | TB(0) | CM(0)
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