へっぽこ店主の日々雑記

映画パンフレット専門のオンライン古本屋「古本道楽堂」店主のへっぽこ雑記。

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「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」

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横浜ジャック&ベティに最終日滑り込み。

ドーナツ盤がスクリーンいっぱいに映し出されてターンテーブルをぐるぐる回り、
それに合わせてティルダ・スウィントンの寝ころぶ部屋もぐるぐるぐるぐる。

もう、オープニングから画面に釘づけ。

主人公(トム・ヒドルストン)はミュージシャン。
おそらく何百年にも渡って数々の音楽家に姿を変えて生きてきた吸血鬼。

ミュージシャンで吸血鬼。
この肩書でわかるように、この主人公、生活能力ゼロ(笑)。
良質の血が手に入らないとすぐにバテるし、
表には出たがらないしで、
同じ吸血鬼である妻(ティルダ)が飛行機に乗って会いに来なければならない。

まあ、何百年も生きてるんだから、テンションが低いのも無気力なのもわかる(笑)。
そしてこのだらだらしたテンポがジャームッシュ映画の淡々としたリズムにぴったり(笑)。

といっても、登場するのはだらだらした吸血鬼ばかりではない。
妻の妹が突然やってくるんだけど、
人の家に着くなり「お腹空いた」とか、
しぶしぶ良質な血液を提供すれば「おかわり!」とか、
とにかく図々しい。
さらには「キュート」とか言って、主人公のマネージャー(?)の血を吸っちゃうし。
(主人公たちは人には咬みつかず病院などから血を調達している)
朝にはレコード割り放題で部屋がぐちゃぐちゃ。
ああ、吸血鬼でだらしないとこうなっちゃうんだ…と妙に感心した。

ちなみに本能の赴くままに血を吸ったものの気分が悪くなった妹に姉(ティルダ)の放った一言が秀逸。
「音楽業界の男(の血)なんて!」
そんなもの飲むから具合悪くなるのよ!と。
ティルダ姉さん、突っ込むのはそこですか。

あと、主人公の住んでいるのがデトロイトなんだけど、
廃墟と化したデトロイトに住むヴァンパイアなんて、
ある意味、時代の最先端だよね。
最先端の退廃美。

ティルダ姉さんに「エクスキューズミー」と声をかけられたらご注意を。
端正な顔立ちと丁寧な口調にうっとりしてると、とんでもない目に遭うかもしれません。

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[ 2014/02/21 22:39 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)
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