へっぽこ店主の日々雑記

映画パンフレット専門のオンライン古本屋「古本道楽堂」店主のへっぽこ雑記。

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「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」

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「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」を見てきた。

1987年に熊本の阿蘇で行われたオールナイト野外ロックフェスのドキュメンタリー映画。

すごかった。
何がすごいって、その天候。
前日まで快晴だったのに、突然、滝のような雨、雨、雨。
鳴り響く雷。
会場には泥の川ができて、
誰かの靴が流れてくる。
そして一晩中、雨に打たれながら耐える観客たち。
その数7万人強。

なのに、主催者は「この程度の雨ではコンサートは中止しません」とアナウンス。
全然、“この程度”の雨じゃないのに。
ありえない(笑)。
いろいろ無謀な時代だったのだなあと唖然としつつ見た。

トップバッターはブルーハーツ。
奇跡的に雨が上がって、
ヒロトの笑顔がまぶしい。

再び雨が降り出して、
白井貴子が歌う時には大変なことに。
ギタリストは避難していなくなるわ、
機材トラブルに襲われるわ、
それでも上着を脱ぎ捨てて歌い続ける白井貴子。
しかも声がぶれてない。プロだ。男前だ。

ストリート・スライダーズもよかった。
ただでさえ気だるくルーズなサウンドなのに(笑)
雨の中でますます気だるく。かっこよく。
リハーサルの様子も映されてたけど、
ハリーと蘭丸が本当にかっこよすぎてどうしようと思った。
スライダーズ最高。

BOOWYもすごかった。
雨でもまったくいつも通りの完璧なステージに見える。
ヒムロックにかかれば、雨までまるで演出のよう。
雨に濡れて歌う姿はほとんどPV(笑)。
さすがだわ。

雨が夜通し降り続けて、
朝焼けと共に登場したのが佐野元春。
1000人が低体温症などで病院に運ばれたそうで、
過酷な夜を乗り越えてここまで残った者のみが聴ける「SOMEDAY」。
なんというサバイバル。
元春が神に見えた(笑)。

荒天にもかかわらずコンサートを強行した主催側、
オールナイトの野外イベントなのにピクニックに行くような軽装で来ているほとんどの観客、
連発するトラブルに混乱するスタッフたち。
みんながこういう過酷な体験をしてきて、
今の様々なフェスがあるんだろうなと思った。

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[ 2013/10/31 23:57 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「風立ちぬ」





「風立ちぬ」やっと見てきた。

やっぱり宮崎駿すごいなあ。
ぐいぐい引き込まれて、
瞬きするのも忘れて見入った。

主人公が少年時代に夢で逢って以来、
しばしば登場するイタリア飛行機メーカー創業者のカプローニ氏。
世界のこういう天才に励まされながら、
主人公は理想の飛行機を追い続ける。

──と言えば美しい話だけど、
私は、天才とかパラノイアの頭の中ってこんな感じなのかな~と思いながら見ていた(笑)。
この感覚、かなり好き。
実際に面識はなくても、
心の中にはいつもその道の先駆者がいる的な。
能力が伴わないと誇大妄想とか言われそうだけど、
潔い理想主義でいいよね。

あと、主人公の親友で同期の本庄の描き方もよかった。
学生時代から「日本は遅れてる」とか文句ぐちぐち言って、
いつも人にもらい煙草してるような偏屈な人。
でもきっと人並以上に努力してるし、
何より憎めない。
こういう人っているよなあ、と思いつつ見た。
うまいよね。

それから、劇中で関東大震災のシーンがあるんだけど、
地震の描写がすごくてびっくりした。
空がごうごう鳴って、
地面が波のようにうねって、
余震が何度も何度もやってくる。
監督がこのシーンの絵コンテを書いた翌日に東日本大震災があったそうで、
監督の実体験を加味してこんなリアルなシーンに仕上がったのかなあと勝手に思った。

そしてやっぱり、飛行機がいい。
ドイツの鋼鉄製で無骨なギラギラした飛行機のかっこよさ。
日本の手作り感あふれる飛行機の愛らしさ。
機関車も自動車も自転車さえも、
宮崎アニメに出てくる乗り物は本当に見ていてわくわくするものばかり。

監督の長編製作はこれで最後だそうだけど、
短編でいいから、
また血湧き肉躍る漫画映画を作ってほしいな。


[ 2013/10/23 18:47 ] 日本映画 | TB(0) | CM(0)

「おおかみこどもの雨と雪」





すごい設定の映画だよね。
ちょっとびっくりした。

でもこういう映画が(アニメとはいえ)全国のシネコンで上映されたってことは、
今の日本映画界って案外自由なのかもしれない。

狼男と人間との子ども、雨と雪。
普段は人間の姿だけど、
感情が高ぶったりすると、
耳がぴょんと出て、犬のように走り回ったりする。
その姿の無邪気でかわいらしいこと。

お姉ちゃんが小学校へ進む際、
まわりの女の子との遊び方とか他の子との違いを
恥ずかしいと気にするのが興味深い。
私は次女だからそんなの考えたことなかったけど、
姉や長女という立場の子はそういう傾向あると思う。
うまいなあ。

あと、2人が成長して子どもなりに自分の生き方が出てくるあたりも面白く見た。
女の子の雪は人間として生きることを選び、
男の子の雨は狼として生きる。
まわりとの調和を大事にする女の子と
自分の好きなことを追求する男の子。
ちょっと説教くさい気もするけど、
男女の違いの描き方がうまいなあと。

でもやっぱり、なんだか見てはいけないものを見ているようで、
映画見ている間中、ろくに瞬きもできないくらい、
目をそらせなかった。
映画終わったら喉がカラカラ。

忘れていた子どもの頃の記憶をぐりぐり刺激される映画でした。
すごく面白かったし、感動もした。
でもなー、辛かったからもう一度は見ないかな。
いや、でもまた見たくなるかも。
うーん。複雑だけどこれが正直な感想。

[ 2013/10/17 23:00 ] 日本映画 | TB(0) | CM(0)

「ウォーム・ボディーズ」





109シネマズで「ウォーム・ボディーズ」。

ゾンビとラブコメ、
しかもジョン・マルコヴィッチが出演(ヒロインの父親役)ということで、
楽しみにしていた映画。

映画が始まるといきなりゾンビのモノローグ。
この時点ですでに変(笑)。

そして淡々と語られるゾンビの日常。
あ、やっぱゾンビってそうなんだ、
え?ゾンビでもそうなの?
とか新鮮な発見の数々…(笑)。

やがて人間の女の子に恋をしたゾンビは、
徐々に人間らしさを取り戻していく……

って、いやいやいや。
あなたゾンビでしょ?死んでるでしょ?
いろいろおかしいでしょ、それ。

ツッコミどころが多すぎて、
どこから突っ込んでいいのかわからないゾンビワールド。

というか、ゾンビ、あんた人間になりたいんだ…(笑)。
映画見てる側としては、
このままゾンビのままでいてほしいんですけど。

ヒロインから「(ベッドの隣の)床で寝てもいいのよ」と言われて
いそいそと寝室へ向かうゾンビはかわいい。

廃墟の旅客機で暮らして、
彼女にレコードの話をしたり、
いっしょにスプリングスティーンやディランを聴くゾンビもかわいい。

それから、ヒロインから「なぜ私を助けてくれたの?」とか聞かれて、
返答に困るゾンビがおかしい。
そりゃ言えないよね、
「君の彼氏の脳みそ食べて記憶を共有しているから」なんて。

人間になんかならないで。
むしろゾンビのままでいてください(笑)。


【追記】
あと、この主人公のゾンビはレコードコレクターなんだけど、
いまどきipodじゃなくてアナログで音楽を聴く理由を
「あたたかみがあるから」とか何とか言ってたのが印象的だった。
それにヒロインも同意して「いい店知ってるわ」とか言う。
この映画、ティーン向けに作ってると思うんだけど、
やっぱりアメリカでも通な若者はアナログ派なのかな~。

[ 2013/10/10 22:50 ] コメディ映画 | TB(0) | CM(0)
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