へっぽこ店主の日々雑記

映画パンフレット専門のオンライン古本屋「古本道楽堂」店主のへっぽこ雑記。

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「ローマ法王の休日」





DVDレンタルで「ローマ法王の休日」。

ナンニ・モレッティ久々の新作!
前の「息子の部屋」もよかったけれど、モレッティだからシリアスよりもやっぱりコメディ!

もうね、最初っから何かカメラがいたずらっぽいというか、ぜったい何か企んでるようなそんなものを感じる(笑)。
枢機卿たちの慇懃無礼な態度を見ているだけで、なんとなく笑っちゃう。

で、新しい法王が選出されるわけだけど、新・法王さま、明らかにイヤそう…(笑)。
信者たちが待っているバルコニーには出ないで、部屋に閉じこもって、さらには街へ逃げてしまう。

街の人々と関わり合ううちに、かつては演劇学校を目指し、チェーホフの戯曲も口をついて出るほど芝居が好きな自分を思い出す法王さま。
なんていうか、すごく、いい意味で人間くさい。
ローマ法王っていうと、普通の人にとっては天の上の人だけど、この法王さまにはとても親近感を持てました。
当たり前かもだけど、法王さまだって1人の人間なんだよなあ。

あと、モレッティ本人が教会に招かれるセラピストとして登場。
出てきた瞬間から胡散臭い(笑)。
さらに枢機卿たちに説教をたれる理屈っぽさ(笑)。
出身地別にチームを組ませてバレーボール大会を催し、途中でゲームをやめるとヒステリー(笑)。
ああ、これこそモレッティ。
安心した(笑)。

ラストはかなり辛辣だけど、私はハッピーエンドととりました。
斜に構えてるけど、すごく正直な映画だと思う。

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[ 2013/02/26 18:46 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

「孤島の王」





DVDレンタルで「孤島の王」。

孤島の少年矯正施設で起こった暴動という実話を映画化ということで、「大脱走」で映画に目覚めた脱獄マニアとしては外せない1本(笑)。

結論から言いましょう。

数々の脱走・脱獄映画を見散らかしてきましたが、ここまで強烈な無力感に襲われる映画は初めてです。
映画自体はとてもいい作品なんです。
いや、でもね、つらかった。
実話とはいえ、救いがなさすぎる。

施設に6年入ってて出所間近な優等生と、入所したばかりで反骨精神ばりばりな問題児、この2人が物語の中心。
私だけかもしれないけど、ラスト直前まで主人公を間違えて見ていた。
それだけにラストはちょっとした衝撃でした。

大人から少年たちへの様々な虐待、それを見て見ぬふりをする所長。
もう、汚い大人たちのすることだけでも気が滅入るのに、空はどんより曇って晴れ間なんか覗かないし、まわりはノルウェーの冷たい海だし……でもきっとこの後に暴動が起きてすべてが変わるんだ…!!
そう思いながら少年たちと共に耐え忍ぶ2時間。


一度希望を与えられた後で味わう絶望の空しさといったら。
主人公には幸せになってほしいと心から思いました。

[ 2013/02/22 18:06 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

「サニー/永遠の仲間たち」





DVDレンタルで「サニー/永遠の仲間たち」。

サニーってのは、主人公と女子高の仲良しグループの名前であり、たぶん誰でも聴いたことのあるディスコ調の同名曲のこと。

今は大人になった主人公が偶然同じ病院でかつてのリーダー女子と再会したことから物語は始まる。

で、仲間を探す現在と青春時代のフラッシュバックを行き来しつつ映画は進むんだけど、この繋ぎ方がうまい。
あ、この道、昔通ったなあとか、そういう記憶の端っこを刺激する瞬間をとらえて、スッと現在から過去へ画面は移っていく。

しかし、この女子高、みんな女子とは思えないほど気が強くて腕白、やんちゃ。
ちょっと幼いよね?(笑)
まあ、そこがひと昔前っぽくて面白いんだけど。

あと、過去の描き方が漫画っぽくて何度吹き出したかわからない。
女の子たち、みんな、よくやるよってくらいに三枚目。

中でも強烈なキャラなのが主人公。
憧れの男子に会ったときの反応なんて、みるみる頬が赤くなって、キョドリ方が尋常じゃない(笑)。
そして、バックはキラキラ輝き、BGMには「ラ・ブーム」が鳴り響く…。
これじゃあ、まるで「トラック野郎」でマドンナを前にした桃さんみたいじゃないの…。
女子なのに!(笑)

このあたりの痛々しさ…他人事じゃありません。
もうね、ラ・ブームが流れるたびに、TVの前でのたうち回りそうになったもん私。

ひさしぶりに同級生に連絡とってみようかなという気になりました(笑)。

[ 2013/02/16 00:21 ] 香港・アジア映画 | TB(0) | CM(0)

「ムーンライズ・キングダム」





シネプレックス平塚で「ムーンライズ・キングダム」。
待ちに待ったウェス・アンダーソンの新作。

学校や家庭、ボーイスカウトで孤独な思いをしている少年少女の逃避行。

少年はボーイスカウトで得たアウトドアの知識を一生懸命披露して活かそうとするけれど、いまいち実用的でなかったり。
少女はファンタジー小説だのレコードプレイヤーだの、これまた実用的とはいえないモノばかりを持ってくる。

でもね、子どもの頃の探検とかって、こういうものじゃなかったですか?
私も恥ずかしながら自分なりの探検セットみたいなのを揃えたことがありますが、まったく役立たなかった(笑)。

あとね、ボーイスカウトの少年たちのやることがねえ、いちいちツボ。
ほっそい木の上に小屋を作っちゃったり(安定感なくて危険)、テントの中に地図貼ったり、その地図を剥がすと逃亡用の穴が空いてたり…。

おまけに出てくる子どもたちが揃って醒めてて、かわいくない(笑)。
で、みんな不機嫌な顔して、その時自分が夢中になってる何かで頭がいっぱいになってる。
そういう感じが、なんか愛おしい。
ウェス・アンダーソンってどうしてこんなに子どもの気持ちがわかるんだろう。
見ているこっちまで一気に子どもに返ってしまう。

それから、ビル・マーレイとかブルース・ウィリス、エドワード・ノートンと、周りにいる大人たちがとてもいい。
嵐の中でブルース・ウィリスが手を差しのべてくれた時、うれしくて泣きそうになってしまった。

子どもたちを見つめる監督の視線は淡々としていて、とてもやさしい。
辛いことがあってうつむいている時に、そっと顔を覗き込んで手を引っ張ってくれるような、そんなやさしさにあふれた映画。

[ 2013/02/10 22:02 ] その他の映画 | TB(0) | CM(0)

「レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳」





「レジェンド・オブ・フィスト/怒りの鉄拳」。
ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」をドニー・イェン主演でリメイクしたもの。

反日ムードがキツイのだろうな…と覚悟して神妙に見始めたら──

ヨーロッパの戦場(第一次世界大戦かな)で仲間が戦死してしまい、怒ったドニー隊長がものすごい勢いで走り出して、いや、そこ壁でしょ?垂直に走ってるの変でしょ?何そのジャンプ人間じゃないよ?という感じで、まあ冒頭からすごいアクション。

これね、普通の人間なら10回は死んでますよ確実に。
冒頭だけでダイハード超えてる(笑)。

そして、舞台は上海へ。

次はなんとドニー先生がクラブでピアノを!
まあ、うっとりして見てると、ピアノを優雅に弾く同じ拳でガツンとやられてしまうわけですが。

クラブですからね、ダンスだってこなします。
でもね、その華麗なステップを踏んでる同じ足でとんでもない飛び蹴りかましてきますから。
油断なりません。

その後、グリーンホーネット的な衣装を身にまとい“仮面の騎士”として覆面で悪い奴らをバッタバッタと倒すドニー先生。
で、その時にさっきまで衣装を着ていたマネキンをカメラがわざわざ映すんですよ。
もちろんマネキンは裸(笑)。
笑わせようとしているとしか思えない(笑)。
まあ、笑ってるとたちまち横っ面に強烈な蹴りが飛んでくるわけですけどね!

あとは、やっぱり敵が日本軍というのが少し見ていて辛かった。
しかもこの日本軍、ドニー先生を怒らせることしかしないし。
最後はヌンチャクまで飛び出して、あ~あ、言わんこっちゃない…という展開に。

怒らせてはいけない人を怒らせるとこうなります…という見本のような映画でした(笑)。

[ 2013/02/08 02:32 ] 香港・アジア映画 | TB(0) | CM(0)

「ニューヨーク1997」





久しぶりに「エスケープ・フロム・L.A.」を見たら、あっという間にカーペンタースイッチが入ってしまった。
で、「ニューヨーク1997」「セイリブ」「クリスティーン」と毎日1本ずつ見ている(笑)。

「ニューヨーク1997」は昔見たときはあまりピンとこなかったんだけど、一度スイッチが入ってから見ると、まあかっこいいこと、かっこいいこと。

囚人たちの巣窟となったマンハッタン島に大統領を拉致され、その救出にむりやり行かされる無法者スネーク(カート・ラッセル)。
スネークの過去がどうたらとか無駄な前置きはありません。
いきなり、ミッションか死かどちらか選ぶしかないスネークと我々観客。
しびれます。

で、その無法者に支持を出すのがリー・ヴァン・クリーフ。
もうね、これはマカロニ。
しびれないわけがない。

さらにゾンビのような奴らでいっぱいのニューヨークを縦横無尽に走り回るイエローキャブの運転手にアーネスト・ボーグナイン。
こんなに頼もしい味方はありませんよ、なんてたってボーグナインだもん。

そして、ならず者ばかりのマンハッタンを仕切るボスはアイザック・ヘイズで、そのブレーンがハリー・ディーン・スタントン。
おまけに大統領はドナルド・プレザンス。
なんて完璧なキャスティング。
見ているだけで惚れ惚れ。

こんなかっこいいスターたちを監督は淡々と映して、あくまでもストイックに物語は進んでいくのですよ。
なんてかっこいい映画。

あと面白かったのが、DVD特典で入ってる後のインタビュー映像。
アイザック・ヘイズがラストの爆発シーン撮影時のことを語っていて「アーネスト・ボーグナインの芝居の体験談を聞きながら、キャンプファイヤーの周りに座る子どものようで最高だった」と。
それは最高だろう。
私もいっしょにキャンプファイヤーしたい(笑)。

[ 2013/02/03 20:59 ] アクション映画 | TB(0) | CM(0)
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