へっぽこ店主の日々雑記

映画パンフレット専門のオンライン古本屋「古本道楽堂」店主のへっぽこ雑記。

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「重力ピエロ」


「重力ピエロ」



電車で2駅、藤沢のフジサワ中央で「重力ピエロ」。

最初から美しい音楽と美しい桜、そして空から降ってくる美しい弟(岡田将生)。
それを見上げる兄(加瀬亮)のモノローグ。

映像と音楽がとても美しい映画だと思う。
その美しさと、美しさとは裏腹な辛すぎる展開が悲しくて、鼻の奥がつんつんしっ放しだった。
いい映画、だとは思う。
でも、私はこの映画、あまり好きではない。

物語の軸となる連続強姦魔(渡部篤郎)を始め、連続放火魔、殺人を企てる者、ストーカーと、この映画の登場人物はサイコパスばかり。
しかし私の見たところ一番のサイコは、これらすべてを受け入れる父親(小日向文世)だ。

この父親の優しさがとてつもなく不気味だ。
犯罪も辛い出来事も何もかも、家族という枠の中に閉じ込めて、優しさで包み込む。
それがとても気持ち悪い。
(ある意味、小日向さんの演技力はすごい)

強姦・放火・殺人(未遂)・ストーキング・死・病気。
2時間びっしりに詰め込んだインパクトありすぎるこれだけの出来事を、すべて“家族の絆”で癒そうとする説教くささと偽善くささが、私には居心地が悪かった。

あと、ガンジーに傾倒する弟のセリフも、彼の部屋の壁に貼られた偉人のポスターも、その種明かしも、なんか自分が過去に脱ぎ捨てた青春スーツ(@ハチミツとクローバー)を見せつけられてるみたいで(笑)私には薄ら寒かった。

よかったのは、ストーカーの夏子さん(吉高由里子)。
兄よりも弟に詳しい年季の入ったストーカーならではの活躍っぷり(笑)。
夏子さんが報われる気配をそこはかとなく感じさせるラストはよかった。

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[ 2009/07/31 03:11 ] 日本映画 | TB(0) | CM(0)

「インスタント沼」


「インスタント沼」



横浜シネマリン2本目は三木聡監督の「インスタント沼」。

これ、よかった。私は大好き。
映画が終わった瞬間に「DVD出たら買おう」と決めていた。
ゆるゆるの展開で油断させておいて、実は人生でいちばん大切なことを伝えている映画だと思う。

例えば、主人公(麻生久美子)が小さな頃に見つけた錆びた折れ釘。
この釘の良さがわかる人は信用できると信じているところとか。
あと、相性のいい人とは握手しても静電気でバチッとならない体質だとか。
その他もろもろの小さなことにいちいち「そうそう、そういうのって大事だよね!」と思わずにはいられない。

それから、なんですか?あの加瀬亮は。
加瀬亮史上ぶっちぎりのかっこよさ。
髪の毛モヒカン風に逆立てたパンクスなのに、すごくいい奴。
タバコふかしてても吸殻は携帯灰皿に入れるし(笑)。
麻生久美子が沼を作る大量の土砂をどうやって運ぶか困りきってたら、プップーとクラクションならしてトラックでやってきてバックさせながらヒョイッと窓から顔出して「宅配便でーす」って、もう反則三昧。

加瀬亮というか、いやもちろん加瀬亮もいいんだけど、電気屋ガスちゃん(電気屋なのにガス!)というこのキャラクターがよすぎ。
この映画を見た女性はみんな加瀬亮ファンになっちゃうんじゃないかってほどの勢い(みんなは言い過ぎかもだけど8割は固い)。

ついでに、ふらふらしてる骨董屋の風間杜夫もよかった。
三木監督は「図鑑に載ってない虫」の松尾スズキとか、「転々」の三浦友和とか、いい加減で魅力的なオヤジの描き方が本当にうまい。
私も三木監督の映画に出てくるような大人を目指したい。

あと、主人公がリサイクル屋を呼んだらそれが松重豊でうれしくなった。
いいなあ、あんなリサイクル屋さん。

[ 2009/07/29 00:45 ] 日本映画 | TB(0) | CM(0)

「蟹工船」


「蟹工船」



伊勢佐木町の横浜シネマリンで2本。

まずは、SABU監督の「蟹工船」。

設定がどうとかストーリーがどうとかディテールがどうとかじゃなくて、あくまでも感覚的な意味で原作にとても忠実な映画だと思った。

なんていうか、ヴィジュアル的にはスタイリッシュでかっこいいのに、空の見えない船内の鬱屈した空気や、映画を見た後に残る救いのない気分が原作といっしょ。

パッと見は別物なんだけど、全体の空気は「蟹工船」。
最近ある表紙のみ人気漫画家が描いた純文学の文庫本みたいな感じと言えばいいか。

主演の松田龍平は、相変わらずそこにいるだけで目がいくしカリスマ性もあって存在感抜群なんだけど、演説をして工員たちを奮い立たせるにはちょっと弱いかなあと思った。
こういうアカかぶれっぽいのは工員役で出ている新井浩文のが合ってそうだ(笑)。

あと、監督役の西島秀俊がよかった。
「ウエスタン」のヘンリー・フォンダみたいな薄汚れたロンゲストコートで工員たちに鞭を振るうヒールっぷりがいい。

クライマックスで、ひどい待遇に耐えて耐えて耐え抜いてきた工員たちが立ち上がりキュッと鉢巻きを締める姿を見て「忠臣蔵」を思い出した。

[ 2009/07/29 00:41 ] 日本映画 | TB(0) | CM(0)

07/25

久しぶりにビリヤード。3ヶ月ぶり位か。
さくっと3時間。
ビリヤード仲間のSさんと、今度はオールナイトに挑戦してみようと盛り上がる。
えー、あと、地味にビリヤード仲間を募集中です。
横浜~平塚近辺で、遊んでやってもいいぞという方は道楽堂までメールください。
初心者歓迎。

夜、TVを見ていたらミッシェルガンエレファントのギタリスト、アベフトシさんの追悼特集が。
ミッシェルはギターが抜群にかっこいいバンドだったなあと改めて聴き惚れた。

ラジオから流れる「バードメン」を聴いたのが最初だったと思うけど、ジャーンと入ってガッガッと刻みかき鳴らす音が、もうほんと私好みで、すぐにCD屋へ走ったのを覚えている。
ギターの音に惚れたのは、日本のバンドではストリートスライダーズ以来。

ここ何年も全然聴いていなかったし、亡くなった途端に思い出すのも調子よすぎだけど、あのギターがもう聴けないんだなあと思うと寂しい。
ご冥福をお祈りします。

ミッシェル・ガン・エレファント「バードメン」



[ 2009/07/25 01:03 ] 音楽 | TB(0) | CM(0)

「ハンニバル」


「ハンニバル」



注文していた自転車のタイヤが届いたと連絡がきたので、自転車屋さんへ。
納期が遅れたからと工賃はサービスしてくれた。
当初してもらった見積もりで5000円位かかるはずだったところが、2000円弱で済んだ。
ありがとう自転車屋さん。
新しいタイヤは快適。

帰宅して掃除機をガーガー掛けていたら、ポスッと音がして掃除機が止まった。
焦げくさい。
あー、壊れた。貧乏なのに(涙)。
なので、只今、掃除機を物色中。

夜、妙に「タイタニック」が見たくなって、録画DVDをごそごそ探すが、ない。
よーく考えると、我が家に「タイタニック」はないことを思い出した。
というか、「タイタニック」を持ってない自分にびっくり。
DVD買おう。
どうせまた見たくなるんだし。

気を取り直して、「ハンニバル」を見ることに(節操なし)。
レクター博士からのラブレター(え?)をクラリスが開封するシーンはやっぱりドキドキする。
同じように、ブタのシーンもドキドキする(変態)。
あと、「手紙の消印がラスベガスです」と報告を受けたクラリスが「彼の感性にあの町は耐えられないはず」とか何とか言うシーンに笑った。
で、彼女の予想通り、フィレンツェで司書として潜伏している博士。
ステキすぎる。


[ 2009/07/22 00:07 ] その他の映画 | TB(0) | CM(0)

「Hot Stuff 30th Anniversary Special Live


「Hot Stuff 30th Anniversary Special Live "out of our heads"」
↑これはザ・クロマニヨンズ「ファイヤーエイジ」



コンサートでおなじみホットスタッフ・プロモーション30周年記念イベント「Hot Stuff 30th Anniversary Special Live "out of our heads"」に行ってきた(@横浜アリーナ)。

両方クロマニヨンズが出るというので、翌日の湘南音祭(@江ノ島)とどちらにするか迷ったんだけど、屋内の横浜アリーナにした(ヘタレ)。

横浜アリーナもスタンディングとスタンド指定席で悩んで、昼から夜までの長丁場で座れないとキツイなあと思って指定席に(超ヘタレ)。

オープニングが木村カエラとPerfumeの2曲限定ユニットで、かわいいなーっとのんびり見て、続いて、次のステージのセッティングをする様子もぼんやり眺めていたんだけど、あれ?トロンボーンの音出ししてる・・・
いや、まさかとは思ったけど、昼の2組目でいきなり東京スカパラダイスオーケストラ。

スカパラかクロマニヨンズがトリだと勝手に思ってたけど、軽く予想を裏切られてびっくり。
当然場内総立ち。45分間跳びまくり。酸欠一歩手前。
老若男女をノリノリにさせるスカの魔力おそるべし。

その後、真心ブラザーズ+浜崎貴司(フライングキッズ)やHOME MADE家族ときて、そろそろだぞ、そろそろくるぞと思っていたら、前の席のクロマニTシャツを着た女の子たちが準備中のステージをチラリと見るや一斉にケータイを取り出してメールを始めた。
ああ次だなと確信(笑)。

で、ザ・クロマニヨンズ。

いやもう最高。
語彙少なくて申し訳ないけど、最高としか言いようがない。
王道のロックを本当に楽しそうにやっている感じがとてもいい。
問答無用、怒涛の全10曲。
ライヴならではのアレンジが面白くて、CDと比べてみたくて家に帰ってすぐセットリスト通りに編集しちゃったよ(笑)。

途中、ヒロトがステージ手前のモニターだかスピーカーに足をかけて「ここに足をのせるとロックになります」とか言ってておかしかった。
関係ないけど、これはヒムロックには出来ない芸当だと思った(笑)。

あと、クロマニヨンズのロゴ入りタオルを掲げながら「クロマニヨンズと書いてありますが、これはストーンズグッズです」とか。
で、ちょっと迷って「あ、WHOでもいいや」とか(笑)。
OK、クロマニヨンズと書いてロックと読むんだね!
そう私は理解しました(ロックバカ)。

ブルーハーツもハイロウズもなかったことのように、単なる類人猿バンドとして、あくまでも“今”の楽曲で勝負するクロマニヨンズを見て、改めて惚れ直した。

バンドのフロントマン兼ソングライター2人組という意味で、スケールは違うけど(違いすぎだけど)ミックとキースがストーンズ抜けて2人で新バンド組んでストーンズの曲を封印してゼロからやり直すようなもんじゃないかと。

それに、本人たちが過去の曲をやらないのは自由だけど、それにファンがしっかり付いていってるのがすごいなと。

昔ユニコーンのステージで奥田民生が「僕たちは本当は新しい曲をやりたいんです。でも、僕は知ってます。みなさんは古い曲の方が喜ぶってことを」とか何とか言っていて大変だなあと思ったことがある(その後「大迷惑」で会場は大盛り上がりだった(笑))。

スカパラとクロマニで跳ねすぎて、翌日はふくらはぎが筋肉痛に・・・。
また行こう(懲りない)。

[ 2009/07/04 00:47 ] 音楽 | TB(0) | CM(0)
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