へっぽこ店主の日々雑記

映画パンフレット専門のオンライン古本屋「古本道楽堂」店主のへっぽこ雑記。

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「ジェネラル・ルージュの凱旋」


「ジェネラル・ルージュの凱旋」



ここのところ映画館で見る日本映画を外してばかりで映画選びの自信を失っていた(笑)。
迷ったときはオーディエンスに聞け!ということで、ヒットしている映画を見ることに。

で、「ジェネラル・ルージュの凱旋」。

ああ、よかった。面白かった。
腕は抜群にいいが我がまま3歳児のようと周りから言われる救急医、通称“ジェネラル(将軍)”。
憎まれっ子世にはばかるという感じで、病院内に敵も多いが、なんといってもカリスマ性がある。
そして、薬品会社との癒着を疑われている悪役でもあるが、仕事に一途な面を見せられると、どうも憎めない。
この非常においしい役柄を演じるのが堺雅人。
存在感あるよなあ。
チュッパチャップスくわえてひょうひょうとしている姿に、本当に癒着してるんだろうか?ほんとに悪い人なんだろうか?と思わせつつ、いつの間にか患者を救おうと一生懸命な彼を応援する気持ちに。
もう気分は羽田美智子(彼を完璧にサポートする看護士)か山本太郎(彼に不満を抱きつつも尊敬している医師)。

で、この映画の主役はほぼ堺雅人なんだけど、「チーム・バチスタの栄光」の続編だから、またまた竹内結子(患者のグチを聞く精神科医)と阿部寛(厚生労働省の役人)が出てくる。

竹内結子の気の抜けたような喋り方と、やる気のなさがいい。
こんな同僚がほしい。

阿部寛は出番こそ減ったものの、キャラ的にはパワーアップ(笑)。
もうね、阿部ちゃんが出てくるだけで、劇場内からは笑い声が・・・。
阿部ちゃん面白いなあ。最高。
この白鳥みたいにしつこくて仕事熱心な役人ってすばらしいのではと思う。
私はこういう人、嫌いじゃない。ウザいけど(笑)。

あと、チラッとバチスタチームも顔を出してくれて、なんだか「おお!」とうれしくなった。
玉山鉄二はやっぱりチラッと出るだけの役だと抜群にいいな(笑)。カメオの玉鉄。

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[ 2009/03/25 02:41 ] 日本映画 | TB(0) | CM(0)

「カフーを待ちわびて」


「カフーを待ちわびて」



次は「カフーを待ちわびて」。

沖縄の島で祖母と暮らしながら駄菓子屋を営む玉山鉄二が、旅先の神社で「嫁にこないか。幸せにします」とか何とか絵馬に書いたら、それを見た美女(マイコ)が訪ねてきて「私をお嫁さんにしてください」と言って住みついてしまう嘘みたいな話。

まあ、話は原作が日本ラブストーリー大賞か何かで私的には苦手な分野なんだけど、突然現れた女にあたふたしつつ、すっかり女のペースに巻き込まれて、気が付けば女に散髪までされているという、されるがままの玉鉄が面白い。

でも、玉鉄はでんと主役にいるよりも、チラッと脇で出ている方が味がある。
「NANA」1作目でチラッと出てきたタクミ役はよかったのに、「NANA2」で出番が増えたら、なんか違った(笑)。
あと実は「カフー」も、先日TVでやっていた「チーム・バチスタの栄光」での鼻持ちならない外科医役がよかったから見たんだけど、やっぱり主役になると、なにかが違う。玉鉄、ごめん。

[ 2009/03/18 23:06 ] 日本映画 | TB(0) | CM(0)

「ハルフウェイ」


「ハルフウェイ」



ここ1週間で見た2本が、どっちもあまりピンとこなかった。こういうときもある。


まずは「ハルフウェイ」。

脚本家・北川悦吏子の初監督作品。
といっても、岩井俊二がプロデュースと編集にも携わっているようで、画面はほとんど岩井カラー。
でも岩井作品とは主人公のキャラやセリフが違う。
なんていうか、女の子がものすごく元気。
いや、元気を通り越して、やや横暴(笑)。

北乃きいは元気いっぱいの役が似合うし、動きがキビキビしてキレイだし、かわいい。北乃きいは悪くない。もちろん岡田将生も悪くない。

舞台は北海道(たぶん小樽)。
付き合い始めたばかりの高校3年男女。
主人公(北乃きい)は大好きな彼氏が東京の大学(早稲田)を受験すると知るやいなや、有無を言わさず「行くなーーー!」。
「なんで、地元を離れる予定があるのに、私と付き合い始めたの!?」と怒る。
そんな彼女のために志望校を諦める彼氏(岡田将生)。
そうしたら、今度は彼氏を職員室まで連れていって、担当の先生に「この人を早稲田に入れてやってください!」と頭を下げる彼女。

ここまで見て、やばい、彼氏も彼女もすべてが意味不明だ、見てはいけなかったと激しく後悔した(笑)。
ていうか、彼女が東京の大学を受けるっていう選択肢はないんだね。

映像は岩井ワールドで今どきっぽくナチュラルに見せているけど、キャラは80~90年代のトレンディドラマ(「東京ラブストーリー」とか)みたいでちぐはぐだなあと思った。

[ 2009/03/18 15:21 ] 日本映画 | TB(0) | CM(0)

03/12


「ミルク」



午後から取材で有楽町。
「ミルク」ガス・ヴァン・サント監督の5媒体合同インタビュー。

あの「マイ・プライベート・アイダホ」や「グッド・ウィル・ハンティング」や「エレファント」や「ラストデイズ」を撮った監督に直接質問できるかと思うとわくわく。
その反面、「ミルク」があまりに完璧ですばらしい映画だったため、質問すること自体が野暮だという思いもあり(インタビュアー失格)、いや、でもこんな天才監督にお会いできること自体めったにないしということで、何を質問すべきか直前まで悩んで決まらず頭ぐるぐる。

他の記者たちと一緒に時間までホテルのロビーで待っていたら、なにやら明らかに一般人とはオーラの違う外国人青年がいて、どこかで見たような人だなあと思っていた。

で、後から記者さんたちに聞いたら「ドラゴンボール」のジャスティン・チャットウィンだったらしい。
「田村英里子もいましたよ」とかみなさん口々に言っている。
と、そこでどなたかが「あ、そういえば」と何でもないことのように一言。

「チョウ・ユンファもいましたよね」と!!!!

「いましたね」「いましたよ」
・・・みなさん冷静すぎです!
「ど、ど、ど、どこに、ゆ、ゆ、ユンファが!!??」と1人あわあわする私に「え?同じロビーにですよ。リュック背負ってましたよ」とさらに冷静な追い討ちが。
そ、それって、私がぐるっとロビーを見回せば、ユンファに会えたってこと??
私、ユンファと同じ空気を吸ってたってこと??
ああ、一生の不覚!!
もう、大事な取材の前だってのに、頭の中真っ白(笑)。

待つこと30分。
ユンファで頭がいっぱいの私の前に(笑)あのガス・ヴァン・サントが。
しかし、監督のお顔を見た瞬間、感激で胸がいっぱいに。

喉が弱い方ということで、取材日を短時間に集中させて会見等は行わないとのこと。
作品から受けるイメージ通りに繊細そうで、とても静かにお話される方だった。
結局、2問しか質問できなかったけれど、以前から監督にいちばん聞いてみたかったことを聞けたので私的には大満足。


[ 2009/03/12 02:42 ] 取材 | TB(0) | CM(0)

「ミルク」


「ミルク」



夕方から渋谷でガス・ヴァン・サント監督「ミルク」試写。

アメリカで初めてゲイだということを公表し、マイノリティのために戦ったサンフランシスコ市議、ハーヴィー・ミルクの最後の8年間を描いた作品。

すばらしかった。
アカデミー賞作品賞は受賞できなかったけど、もし仮にこれが作品賞だったとしても誰もが納得するだろうというくらい、面白く、誇り高くて、同性愛者とか関係なくすべての人に生きる勇気を与える映画だと思った。

誰にでもオススメできる感動作「グッド・ウィル・ハンティング」や「小説家を見つけたら」などのように正面から素直にドラマを描ききった大作路線と、「エレファント」「ラストデイズ」などのように小規模でマニアックだけれど鋭くて目が離せない単館系路線という、監督の作風を併せたような集大成的作品だと感じた。

ショーン・ペンやジェームズ・フランコ、「イントゥ・ザ・ワイルド」のエミール・ハーシュ、それにディエゴ・ルナまで出ているのに、みんな実在の人物がモデルということもあり、その役にしか見えない。とても自然。

映画はミルクが生前に遺した録音テープのモノローグにフラッシュバックを挟む形で進む。
最初は内気だったミルクが段々と問題意識に目覚めてカリスマ性を発揮する過程にはわくわくさせられるし、自分は人とは違うんじゃないかと悩む1人でも多くの若者を救おうという想いには大いに心揺さぶられた。

ショーン・ペン演じるミルクがメガホンを持って「ハーヴィー・ミルクだ。君たちを勧誘(リクルート)する」という彼の決まり文句を叫ぶたびに鳥肌が立った。
映画はゲイ社会にスポットを当てた物語だけど、ゲイコミュニティーの人たちが一致団結して権利を主張すべく戦う姿は、生きていてほんの少しでも社会からの疎外感を感じたことのある人なら、とても勇気づけられる内容だと思うし、他人事とは思えないのではと感じる。

加えて、ミルクがパートナーを思う繊細さ、他の政治家を丸め込むしたたかさなど、彼の人間性もよく描かれていて興味深い。
というか、すでにショーン・ペンじゃないよ、これ(笑)。
アカデミー賞というのは、役にどれだけなりきるかがポイントで、主演男優賞を受賞したということにはちゃんと理由があるんだなあと感心した。


[ 2009/03/06 14:25 ] その他の映画 | TB(0) | CM(0)

「ロルナの祈り」


「ロルナの祈り」



午後から川崎でダルデンヌ兄弟の「ロルナの祈り」を見る。

ダルデンヌ兄弟だから舞台はベルギーだよなあと思いながら見始めたけど、何やら主人公がベルギー国籍を取得するために薬物中毒の男性と偽装結婚していたり、ロシア人との取引があったり、正直、そのへんの知識がまったくないので、何が起こっているのかよくわからない(笑)。

さらに、そのよくわからない事情に加えて、映画自体が根本的に説明不足でますます話が見えない。
しかしながら、まあこれは確信的な説明不足で、そこがこの映画の良さでもあるんだけど。

つまり、「何を映すか」という映画ではなくて「何を映さないか」という映画かなと。
行間を読め!読めない人は置いていきます!という監督から観客への挑戦だなと思った(笑)。

で、私はまんまと置いていかれました・・・。たぶん。

でもね、薬物中毒の夫を演じる男優がガリガリに痩せてて、妻にすがってうっとうしことこの上ないのに、なぜか放っておけない感じで気になって気になって、何でこんなに気になるんだろうと思っていたら、物語中盤で、彼がジェレミー・レニエだとやっと気がついた(遅い)。
痩せすぎて、「ジェヴォーダンの獣」の若様と同じ人には見えない・・・。

このジェレミー・レニエがいい。
薬をやめたいんだけど、意思が弱くて自分の力ではやめられない。
で、妻の職場まで電話してウソを付いてまで彼女を家に呼び戻したり、あれしてこれしてと、とにかく彼女への依存がすごい。
なのに、なぜか憎めない。
なんか捨てられた子犬みたいで、妙な情が湧いてくるというか。
こんなダメ男に情が移るなんて私もダメだなあと思っていたら、主人公ロルナも同じだったのでホッとする(笑)。

ラストはこれまたいまいち理解できなかった。
けど、今何が起こっているのか、これから何が起こるのかが直接描かれていない分、スクリーンの中に何が隠れているのか知りたくて目が離せない。
そんな不思議な映画だった。
ただし、疲れている時に見たら、おそらく寝てしまう映画。
実際、映画終了後、場内が明るくなっても爆睡しているおばさまがいた(笑)。

[ 2009/03/04 01:03 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

03/03


「プラスティック・シティ」



*先日取材した「プラスティック・シティ」オダギリジョー&アンソニー・ウォンのインタビューがMovieWalkerにアップされています。ご興味のある方どうぞ。
↓「PLASTIC CITYプラスティック・シティ」合同インタビュー
http://news.walkerplus.com/2009/0304/15/



[ 2009/03/03 19:00 ] 取材 | TB(0) | CM(0)
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