へっぽこ店主の日々雑記

映画パンフレット専門のオンライン古本屋「古本道楽堂」店主のへっぽこ雑記。

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「少年メリケンサック」


「少年メリケンサック」



午後から川崎109シネマズで「少年メリケンサック」。
バンドブームに青春を過ごした同世代としては、クドカンとユースケ・サンタマリアという組み合わせが気になって。

で、ユースケ・サンタマリア。
昔パンクス。今スーツ着てメジャーレーベルの社長でゲイ。
新人発掘係の宮崎あおいの見つけたネットの動画でパンクバンド「少年メリケンサック」を知り、過去のパンク魂に火が付く。
「パンクバンドは下手でいい」とか、宮崎あおいの恋人が歌う「さくらららら」という曲を聴いて思わずCDを投げ捨てるとか、120パーセント共感。
特に、なんでも曲に「桜」って付ければいいってもんじゃねーよと日頃から思っていた私には気分爽快(笑)。
監督作詞の「さくららら」もまた笑える。

あと、佐藤浩市と木村祐一演じる兄弟の喋る宮城弁が異常にナチュラル。
クドカン監督が宮城出身で、その町が私の実家からも近いんだけど、おそらくそのせいもあって、途中まで宮城弁だと意識しないくらいに自然だった。
題材がパンクというのに加えて、このあたりにも、監督の作品に対する思い入れの強さが感じられるような気がした。

それから、ボーカル役の田口トモロヲが弾けている(いつもか(笑))。
ピストルズばりの一曲「ニューヨーク・マラソン」、よくよく聴くと実は・・・え?そんな歌詞だったの?というオチには笑った。

その弾けた田口トモロヲの若い頃を演じるのが、銀杏BOYZの峯田和伸。
ケロヨンみたいなギョロ目が相変わらず愛嬌たっぷり。で、やっぱり声がいい。
エンディングの「守ってあげたい」のカバーもよかった。

そんなオヤジたちに振り回されつつ、徐々に立派な(?)パンクバンドのマネージャーに成長していくのが宮崎あおい。
彼女の女の子らしくも微妙にパンクテイストを取り入れたファッションがいちいちかわいい。
彼氏役の勝地涼とのコンビを見て、以前NHKでやっていた泉ピン子との入れ替わりものドラマを思い出して懐かしくなった。


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[ 2009/02/27 18:59 ] 日本映画 | TB(0) | CM(0)

「誰も守ってくれない」


「誰も守ってくれない」



仕事を終えてから近所のシネコンで「誰も守ってくれない」。
友人から「佐藤浩市がよかった」とメールをもらって見たくなった。

監督の前作(前々作?)「容疑者 室井慎次」はあまりよくなかったけど、これはよかった。
冒頭のセリフなし+音楽+スローモーションからタイトルへの流れはくさくて逃げ出したくなったけど(笑)少年犯罪の加害者家族とそれを保護する刑事と追い回すマスコミと、普段はなかなか目にできない世界への野次馬的興味もあって、ぐいぐい引き込まれた。

主演の志田未来は加害者の妹で中学生の役。
顔が真ん丸でかわいらしく、まっすぐな瞳は芯の強さを感じさせる。
彼女を保護する刑事が、佐藤浩市。
彼女と同じ年頃の娘がいるが、妻と娘とは別居中。
少しワケありな過去もある。
この2人の関係がいい。
大人も世の中もみんな信じられないけど目の前の刑事に頼るしかない中学生と、不本意な仕事と言うことを聞かない中学生にイライラしつつも放っておけない中年刑事。
志田未来の顔つきのせいもあるが、どことなく「野性の証明」の薬師丸ひろ子と高倉健を思い出した。

逃げても逃げても2人の行く先はバレて、マスコミが追ってくる。
マスコミだけじゃなく、ネットの掲示板には限られた人しか知らないような情報まで書き込まれ、あっという間に隠れ家もバレて追い込まれる。

マスメディアの怖さ、ネットやペンによる暴力の恐ろしさがクローズアップされた映画。
映画ではその悪い部分が描かれているけれど、ものすごく楽観的なことを言わせてもらえば、ネットの書き込みやペンで人を窮地に追い込むことができるなら、ネットやペンで人を擁護したり救ったりすることもできるはず。
それを諦めたらいけないと思う。
少なくとも私は諦めていない(へっぽこライターなりに、だが)。

あと、精神科医として木村佳乃が出てるんだけど、ほんと久しぶりにキレイな木村佳乃を見た気がする(笑)。
美人女医で大人っぽくて、ちょっと小悪魔的で品もある。
育ちのよさがにじみ出るというか、こういう役が嫌味じゃない。

そして、この映画のヒットはなんといっても、松田龍平。
正直言って、松田龍平が出ているとは知らずに見たのだが、いやー、チャラい。
チャラいが、何があっても動じないし、やることやるし、いちいちクールで、もう最高。
佐藤浩市の部下の刑事役なんだけど、パンク精神炸裂な醒めた物言いがもう、今まで見た松田龍平でいちばんよかった。
「アヒルと鴨のコインロッカー」でも思ったけど、この人、ロクデナシっぽい役をやらせると本当にはまる。
あのぞわぞわっとくるような体温の低さは何なんだろう。
この彼見たさにもう一回最初から見たいくらい。
あまりにかっこよくて、彼の着ているモノトーンのトレンチコートまでほしくなった。

[ 2009/02/26 13:35 ] 日本映画 | TB(0) | CM(0)

「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」


「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」



有楽町スバル座で「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」。

最初、高校のバスケ部とチアリーダーのアメリカンスクールカーストの頂点をそのまま映像化したようなシーンで、ああ、なんて遠い世界の物語だろうと目を細めて見ていたが、どうやらわざとステレオタイプを描くことでコメディっぽくしようとしているらしいと気づいてホッとした(笑)。

しかしながら、他のアメリカの学園ものと比べたら、コメディセンスがあまり感じられないし、どこかで見たようなキャラばかりだし、全体的に健全すぎる。

というのも、私はディズニーの実写映画が好きで、例えば「フォーチュン・クッキー」とか「プリティ・プリンセス」とかは、健全でありながら、その制約の中での絶妙なラブコメ的センスがよかった。
今回も勝手にディズニーっぽいラブコメを期待したのが悪かったのかも。
元のTVシリーズの方が面白そう。

あと、ミュージカルとしても私的にはいまいちピンとこなかった。
好みの楽曲がなかったというのが一番大きいけど、ダンスを見てもわくわくしないし、何より主役のザック・エフロンの眉毛が気になって(それは関係ない)。

でも、ヒロインのヴァネッサ・ハジェンズはかわいかった。
賢そうなお嬢さんって感じだし、笑顔がキュートで親しみやすい。
それに今にも歌い出しそうな口元が魅力的で、「ウエスト・サイド物語」のナタリー・ウッドを思い出した。

[ 2009/02/25 01:04 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「天使の眼、野獣の街」


「天使の眼、野獣の街」



午後から渋谷。
シネマライズで今週までの香港映画「天使の眼、野獣の街」。

ジョニー・トーの銀河映像製作で、監督はいつもジョニー・トー映画の脚本を書いているヤウ・ナイホイ。

面白かった。
主人公は警察の監視課(?)の新人。
常にターゲットを目で追い、周囲を観察し、どんな細かいことも映像として脳裏に焼きつける仕事。
警察は街のあらゆるところにある監視カメラを駆使してターゲットを追跡。
ターゲットである強盗組織のボスはビルの屋上から部下と警察の動きを見つめる。
そして、監督のカメラはそんな街全体をスクリーンに映し出す。
ジョニー・トー譲りの(?)俯瞰ショットが管理社会の恐ろしさをそこはかなとなく感じさせて効果的。

主役のケイト・ツイがいい。
新人刑事で仕事ぶりは未熟だけれど、やる気はあるし、何より素直。
まっすぐに前を向いて、キリリとした表情がかわいらしい。
上司が子豚ちゃんと呼んでかわいがる気持ちがよくわかる。
こんな部下がほしい。

そんな新米を見守る上司がサイモン・ヤム(以下ヤムヤム)。
娘ほど年の離れた主人公をやさしく、しかし的確にフォローする姿がいつにも増して魅力的だし、人情味もある。
こんな上司がほしい。
いや、でもね、今回のヤムヤムはちょっと衝撃。
ラム・シュと変わらないくらいにお腹が出てるの。
ああ「文雀」ではあんなにダンディだったヤムヤムがメタボ・・・!

上映時間90分にスッキリとシンプルにまとめられた監視映画。
映画館を出た後で思わず道行く人たちを観察している自分に気がついた(影響されすぎ)。

[ 2009/02/25 01:01 ] 香港・アジア映画 | TB(0) | CM(0)

「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」


「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」



上野東急で「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」最終日。

それにしても、辛らつな映画だった。
何の予備知識もなしで映画館に駆け込んだけど、「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督の作品だったのね。
私的には「アメビュー」よりシニカルで強烈。

“自分たちは他の退屈な夫婦と違ってちょっと特別”と考えている若夫婦の話。
自分たちだけでなく周囲もそう思っている。
そりゃそうだ、ディカプリオ(以下デカプー)とケイト・ウィンスレットなんだから。
どこから見たって特別だ。
だから私も見に行った(笑)。

夫婦が夢いっぱいで購入した郊外の一軒家。
子どもも生まれて幸せな人生だったはずなのに、何かが違う。
若い頃に抱いていた理想をいつの間にか忘れてしまっている。
まあ、そんな倦怠感に襲われる若夫婦。

そこで妻が「私たち、パリで暮らしましょうよ」と突飛な計画を提案。
非現実的な計画に浮き足立って、かつての結びつきを取り戻したかに見える2人がどうにもこうにも痛々しくて見ていて辛かった。
というか、身につまされる(笑)。

ラスト近く、感情的になったデカプーが思わず口走ってしまった言葉を受けて、ケイトがとった行動がリアルだった。
売り言葉に買い言葉だったとしても、夫がこういうことを言ったら、女性は絶対に忘れないと思う。
それほど言ってはいけない言葉だったかなと。

そして、今回の発見。
ケイトには相変わらずたくましい女性役がぴったりだけど(笑)、デカプーにはヘタレ男役がよく似合う。
妻に「ちょっと待ってて」と言われて、家に入れずにおとなしくドアの前で待っているところとか、なんていうか、犬っぽくてかわいかった(褒め言葉)。

[ 2009/02/20 23:49 ] その他の映画 | TB(0) | CM(2)

「ドロップ」


「ドロップ」



午前中のうちに梱包・発送を済ませて、そのまま電車で麹町。
品川ヒロシ原作・脚本・監督映画「ドロップ」試写。

「クローズZERO」や「ワルボロ」、古くは「ビー・バップ・ハイスクール」に通じるようなヤンキー映画。
でも、「クローズ」の小栗旬や「ワルボロ」の松田翔太のときと同じく、成宮寛貴がヤンキーってどうなの?しかも中学生って・・・と思っていた。

で、成宮はヤンキーに憧れてわざわざ私立から公立へドロップアウトする少年役。
不良に憧れているだけで、さほど悪くはない(いや、悪いのかなあれは)。

というか、ケタ外れの喧嘩バカが隣にいるので、主人公は好青年に見える(笑)。
その喧嘩バカとは水嶋ヒロ。
もう何でも喧嘩に結びつけるイカれた奴で、「上等だあ」「ビビってんじゃねえよ!」と彼が口走ったら、ほぼすでにスイッチオン(笑)。
で、さんざん殴る蹴るしといて「人はそんなに簡単に死なねえよ」とサラリ。
しかも水嶋ヒロ、無駄にアクションが上手い。
回し蹴り、飛び蹴りと足技が見事でヴァン・ダムみたいにキマっている。
さすが仮面ライダー(笑)。

あと、この不良仲間の会話が面白い。ボケとツッコミ、というか、ツッコミ放題。
テンポがよくて試写室中、笑いが絶えなかった。
ただ途中、いざ、殴り込みのクライマックスへ!という一番の盛り上げシーンを、おセンチな別シーンと重ねて同時進行させていて、せっかくの勢いが失われてもったいないなと思った。
まあ、私の好みじゃないだけで、これが品川監督の個性なのかもしれない。

それから、主人公の部屋に80年代っぽくBOOWYのポスターやLPが飾ってあったり、本棚の漫画の並びが写るたびに変わっていたりと、細かいところに感じられるこだわりがよかった。

あ、そうそう、遠藤憲一と哀川翔のバカヤロウ連発のやりとりが息もぴったりでとにかく最高。


[ 2009/02/20 23:45 ] 日本映画 | TB(0) | CM(0)

「マンマ・ミーア!」


「マンマ・ミーア!」



夕方から近所のシネコンで「マンマ・ミーア!」。

これ以前から予告編が必ずバズ・ラーマン監督の「オーストラリア」とセットで流れていて、「バス・ラーマンって『オーストラリア』よりこっちの監督をやりたがりそうだな・・・」と思っていた(笑)。全然関係ないけど。

ギリシャの小島でホテルを営むメリル・ストリープの元へ、娘の父親(誰かはわからない)3人が現れる。
この3人のキャスティングが絶妙。
007やってるより明らかに楽しそうなピアース・ブロスナン、見るからに堅物なコリン・ファース、自由でふらふらしているのがやけにハマるステラン・スカルスガルド。
特にコリン。
エンドロールの衣装は・・・(笑)。
劇中でも目覚めすぎだろう・・・。

そして、全編に流れるABBAのナンバーがどれもシーンにぴったりで、ただただ楽しく、月並みな言い方だけど、映画を見た後はとても元気になった。

女手ひとつで娘を育て上げ、化粧っ気もなく、髪振り乱してホテルの雑用に明け暮れる母(メリル)に、長年の女ともだちが「昔はブイブイ言わしたでしょ!?」とばかりに迫る(笑)「ダンシング・クイーン」が思いのほか感動的で、思わず涙ぐんでしまった。

なんかね、堅いスーツ着てつまんなそうに会社行ってるお父さんにも、家族の世話で忙しくて自分は二の次なお母さんにも、み~んな若い頃があったんだよっていう、ものすごく当たり前なのに、日常に流されて周りも本人も忘れそうなことを鮮やかに思い出させてくれる映画。

思い出すといえば、メリルがかつての男たち3人に出会った瞬間に、20年前の姿が蘇るシーンには笑った。
ピアースはヒッピー@長髪だし、コリンはメタル野郎だし(と映画では言っていたがグラム野郎に見えた(笑))。


[ 2009/02/19 10:24 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「スラムドッグ$ミリオネア」


「スラムドッグ$ミリオネア」



六本木に移動して「スラムドッグ$ミリオネア」試写。
2つある試写室すべて開放して、すべて満席だと聞いた。
さすがアカデミー賞最有力候補。

映画は見てびっくり。
だって、監督はダニー・ボイルだし、クイズ番組のシーンは英語なんだけど、出ているキャストのほとんどはインド系俳優だし、インドのムンバイ(ボンベイ)を舞台にした物語。
英語圏の監督が撮った映画じゃなければ、今までなら絶対にハリウッド俳優を使ってリメイクしているタイプの作品だと思った。

クイズ・ミリオネアの番組に出たスラム出身の青年が次々と問題に答えていく話なんだけど、正解するのには一問一問すべて理由がある。
その理由が彼の人生そのもの。
インド人なのにルピー紙幣に載っているのがガンジーだと知らなくて、米100ドル紙幣に描かれているのはベンジャミン・フランクリンだと知っている。
これにはちゃんと彼なりの、彼がスラムで生き延びてきた壮絶な体験に基づく理由がある。
それがとても辛くて、悲しくて、でも、生き抜くパワーに圧倒される。

ラスト、駅のホームでのシーンは、インド音楽に乗ってキャスト総出で歌って踊って、まるでインド映画のよう。
でも、これ、インド人が見たら、やっぱり白人の目から見たインドにしか見えないのかな。
外国人監督がどんなに日本を題材にした映画を忠実に撮っても、日本人から見れば、どこか変だもんなあ。

[ 2009/02/18 03:38 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

「カンフーシェフ」


「カンフーシェフ」



午後から京橋で「カンフーシェフ」試写。

タイトルからして胡散臭い(笑)。
が、ちょっと懐かしい感じの王道・香港映画だった。
まずはタイトルバックからサモ・ハンのカンフーで、「おおっ」と気分は一気にカンフーモード。
そして、若造ヴァネス・ウーが調理人サモ・ハンに弟子入りして修行するわけだが、何の説明もなく、極めて自然に、スムーズに、シェフのくせにカンフーまで修行。
なんで香港映画って、何でも修行にカンフーを組み込むかな(笑)。
シンチーが「食神」で描いた少林寺修行のパロディは実に正しかったのだと改めて知る。

サモ・ハンの兄役でブルース・リャンも出ていて、ちょっとだけ2人のファイトも見られるのがうれしい。
あと、元モー娘の加護ちゃんの復帰作としても話題の映画で、加護ちゃんは思っていたより断然キュートで、アクションもがんばってました。
ヴァネスとのバカップルっぷりがもう・・・スイートすぎて目を覆わんばかりなんだけど、憎めない(笑)。

[ 2009/02/18 03:30 ] 香港・アジア映画 | TB(0) | CM(0)

「007慰めの報酬」


「007 慰めの報酬」



夕方から近所のシネコンで「007 慰めの報酬」。

ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンド2作目。
前回に引き続き、今回もボンドのくせにまだまだ青臭い(笑)。
すぐに人を殺しちゃって、上司のMに叱られるし。
ほとんど人間凶器なジェームズ・ボンド。
冷酷非情である意味、原作に忠実なのかな。

007フリークとしては、毎回楽しみにしていたスパイ道具や道具係(QやR)の研究室シーンやボンドカーの装備説明がないのは寂しくて仕方ないけど、基本的に何でもありなシリーズだから、これもまた「007」。

でも、タイトルバックが前時代的なくさ~いベタベタなノリだったり、「ゴールドフィンガー」へのオマージュがさりげなくあったりして、作り手のシリーズへの愛があふれていてよかった。

あと、「007」だからどうこうじゃなくて、1本のアクション映画として相当面白い。
香港映画やタイ映画に負けないくらい、スタントが本気だもん。
それにボンドの愛憎を絡ませて、復讐劇の要素もあり、観客がMの視点で諜報員としてのボンドの成長を見守るという楽しみもある。
世界中にファンがいるシリーズだと、スタッフも手を抜けないんだなあとひたすら感心して見た(笑)。

それから、クレイグボンドって、なんていうか、ボンドのくせに、かわいくないですか?
髪の生え際とかフワフワしててヒヨコみたいだし。
もうね、空港の受付のお姉さんに「頼みたいことがあるんだけど」とか何とか言って顔を覗き込んだシーンなんて、「喜んでっ!」(居酒屋の店員風)と心の中で叫びましたから。
実際、Mが「大した魅力ね。女はみんな言いなり」とか言った時も、「ほんとにねえ・・・」と素直に頷いてしまった。

しかしながらクレイグボンド、007俳優はみんな3作目で化けるという私の中の超勝手な法則に従うならば、次作は本作を上回る傑作のはず。
ゾクゾクするほど任務に忠実で手段を選ばないジェームズ・ボンドが生まれそうな予感。
早くも期待してしまう。

[ 2009/02/17 02:33 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

「アラビアのロレンス完全版」


「アラビアのロレンス完全版」



午前中のうちに梱包・発送を済ませて、午後から新宿。
テアトルタイムズスクエアで最終日の「アラビアのロレンス完全版」。

中学生の頃にTVで見てから何度見たかわからない映画だけど、スクリーンで見るのはこれが初めて。

何度見ても、ロレンスがバイクに乗る準備をしている冒頭の俯瞰ショットの美しさには惚れ惚れする。

うっとり見ている間にみるみる引き込まれて、気がつけば、ロレンスが駱駝に乗ってアラブ人から薦められた水を断るシーン。
砂漠の道中で「水を飲め」と案内役のアラブ人はロレンスにだけ言って自分は「アラブ人だから(砂漠には慣れっこ)」と飲まない。
それを見たロレンスが「じゃあ、私も飲まない」と、水筒のふたを自ら閉めるのだ。
アラブ人にできるなら自分にできないわけがないという心意気が印象的だった。

実は昔、初めてこのシーンを見た後で、私もロレンスにならって水をできるだけ飲まないようにして、あやうく倒れかけたことがある(笑)。

そして、文句を言いながらもきっちりフォローしてくれる族長アリ(オマー・シャリフ)が登場。
アリに連れられて行った先には、ファイサル王子(アレック・ギネス)が。
オマー・シャリフも、もちろんピーター・オトゥールも好きだけど、私、このアレック・ギネスが大好き。
気高くて、賢くて、柔軟で、したたかで。
ロレンスといっしょになって、ファイサル王子に仕えて砂漠に骨を埋めたくなる(なんでこんなに影響されやすいかな)。

あと、やっぱりわくわくするのは、不可能と言われた砂漠を越えてアカバ攻略を果たすシーンと、アラブの民族衣装を着たロレンスが列車の屋根の上をゆっくり歩いて大声援を受けるシーン。

その後、砂で顔を真っ黒にしてボロボロの姿でカイロのイギリス軍にアカバ攻略を報告するところも好きだ。
あー、もう、好きなシーンを書き出すときりがない。

それにしても、この映画のロレンスはマゾヒスティックだ。
映画史上1、2を争うドMだと思う(争う相手はおそらくクリント・イーストウッド)。
ストイックだし、鞭で打たれても声ひとつ上げないし、誰も聞いちゃいないのに「人を殺すのを楽しみました」なんて告白するし。

こんなにスケールの大きな映画なのに、ちゃんと主人公の嗜好まで深く描いているあたりがすごいなあと改めて感心した。


[ 2009/02/13 23:30 ] ヨーロッパ映画 | TB(0) | CM(0)

「レッドクリフPartII」


「レッドクリフPartII」



夜からTOHOシネマズ六本木ヒルズ。
「レッドクリフPartII」完成披露試写。

シネコン全館貸切で、館内の壁もポスターもチラシ置き場も全部レッドクリフ一色。
このご時世にすごいバブリーかつゴージャス(笑)。

映画上映前に監督と金城武とリン・チーリンと主題歌を歌うalanの舞台挨拶が。
監督、映画を撮るたびに「七人の侍」を見直しているとうれしそうに語る。
なんだか私もうれしい(笑)。

金城さん、挨拶の模様を同時中継している大阪・名古屋の会場にいるファンにも呼びかける気配りがすばらしい。
淡々として相変わらず余裕しゃくしゃく(に見える)。
しかし、映画の話になると「今までの映画では文字でやっていたのが多いけど、今回は陣の組み方とかを映像で本当にやっている」とか何とか、熱く語っていた。
金城さん、あなたやっぱり三国志ファンでしょ?(笑)
あと、自分が演じた孔明のことを「孔明さんが」と“さん”付けしてるのがおかしかった。





で、「レッドクリフPartII」。
正直に言いましょう。
爆発シーンが強烈すぎて、曹操軍と共に映画の内容も吹っ飛んでしまいました・・・。
いや、まじで、燃えすぎ。ダイナマイト使いすぎ。爆発しすぎ。
製作費が足りなくて監督が投入した私財10億円は、この爆発に消えたなと思いながら見てたもん(笑)。
私、映画の爆発シーンって結構見てると思うけど、こんなに大規模な爆発見たことない(たぶん)。
ほとんど、ジョン・ウー版「地獄の黙示録」。
監督の執念を感じた。

今回は席が前の方でスクリーン全体をよく把握できなかったので、公開されたらもう一度見るつもり。
一番後ろから見るぐらいでちょうどいいかも。

あ、ストーリーは吹っ飛んだけど、リン・チーリンの凛とした美しさとヴィッキー・チャオのキュートな勇ましさはちゃんと印象に残った。
そのくらい、女優陣がよかった。

トニー・レオンは剣舞が優雅で美しかった。
加えて今回は周瑜の策士としてのしたたかさがよく出ていて面白かった。

あと、金城さんの孔明は前回にも増して涼しげ。
壮絶な戦いで赤壁が焼け野原になった後でも、孔明だけ涼しげ(笑)。
冒頭、前編で放した鳩が孔明のところへ戻ってきたら、会場からクスクスと忍び笑いが・・・。
私も笑っちゃいけない、これは孔明だ孔明だと思いつつ、頭に「K-20」の平吉がチラついて困った(笑)。

前編はとにかく後編へのわくわく感が大きくて、後編はただただスケールの大きさに圧倒されまくり。
ジョン・ウーはすごい映画を撮ってしまったなあというのが素直な感想。
映画が公開されたら、今度こそ爆発シーンに気を取られず、もう一度じっくり味わってみようと思う。
いや、でも、映画史に残る爆発シーンですよ、あれは。
爆発だけでも見る価値大あり。


[ 2009/02/05 11:55 ] 香港・アジア映画 | TB(0) | CM(0)

02/03


「プラスティック・シティ」



郵便局で発送後、そのまま電車で有楽町。
映画「プラスティック・シティ」の記者会見。

外国人記者クラブという普段とは雰囲気の違う中での会見に興味津々。
アンソニー・ウォンはグレーのアームウォーマーにサングラス姿で相変わらずクールでロックンローラーのようだ(笑)。
あれ?11月にインタビューした時と比べて髪の毛伸びたなあと思っていたら、オダギリジョーが「ここだけの話ですけど、今日のアンソニーさんはカツラです」と全世界に向けて暴露してしまった(笑)。

夕方からは渋谷のホテルへ移動し、2人のインタビュー。
3媒体合同のインタビューで、いっしょになった記者さんがロングのニットカーディガンを着こなしたアンソニーさんを見て「あ、かわいい・・・」と独り言を(笑)。

11月の単独インタビュー時にはガチガチに緊張してしまったので、今回の3媒体合同はちょっとだけ気楽。
が、インタビュー前にアンソニーさんが一言。
「取材時間が短くて、話が楽しくなってきたところで終わってしまうから、インタビューは単独の方がいいなあ」と。
いえ、私は合同でちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、ホッとしてます・・・。

今回のアンソニーさん、とても穏やかで楽しそう。
隣りに座るオダギリさんが穏やかに話す方なので、きっとそのせいもあるかなあと。
2人の間に流れる空気そのものが穏やか。

で、目の前に霧山修一朗(@時効警察)。
じゃなくて、オダギリジョー(以下オダジョー)。

初めてお会いするオダジョーさんは、大変フツーっぽく、しかしフツーっぽいだけに、そのかっこよさがよくわかる(わかります?この感覚)。
すごく気さくで、マイペースにゆっくり話すので、なんだかこっちも力が抜けて、まったく緊張せずに取材することができた。

アンソニーさんとオダジョーさん2人のやりとりが絶妙で、取材というよりは、テーブルを囲んで談笑しているような、そんな楽しい仕事だった。

あ、映画は、カメラマン出身の監督らしく、ジャングルの映像がすごくキレイ。
で、幻想的。
一度見ただけでは少しストーリーが理解できないけど、なんでも風の噂によれば日本版はインターナショナル版より10分か15分ばかり短いそうで、そのせいかも。
プレスでストーリーを読んでみたら、ああこういうことかと思い当たることが結構あって、もう一度見たくなった。
映画は3月公開だそうです。


[ 2009/02/03 03:05 ] 取材 | TB(0) | CM(0)
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