へっぽこ店主の日々雑記

映画パンフレット専門のオンライン古本屋「古本道楽堂」店主のへっぽこ雑記。

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「呉清源 極みの棋譜」

 シネスイッチ銀座で「呉清源 極みの棋譜」。

 冒頭、小田原の自宅で楽しげに談笑する呉清源ご本人と呉清源を演じるチャン・チェンらの映像、続いて簡単な説明テロップ、この物語導入部のテンポが早く、あれ?あれ?という間によくわからないまま囲碁の世界に突入。
 で、いきなり「打ち込み十番碁」などと、意味のわからない言葉があちこちに出てくる。囲碁も呉清源もわからない観客のことなどおかまいなしという感じで、淡々とクールに物語は進んでいく。

 が、この観客を置いていく潔さがいい。余計な部分をスパッと切り落としたこの映画の潔さに惚れ惚れし、主人公の囲碁への静かな情熱にぐいぐいと引き込まれた。

 私は囲碁のことはよく知らない。陣地取りで、碁盤の目(十字の部分)を数えて陣地の多い方が勝ち(だよね?)とはわかるけれど、その程度。碁石の並んだ盤を見て戦局を理解できるほどは知らない。
 それでも、あまりの緊張感に対戦相手が失神しても我関せず思考に集中していたり、戦争中には爆風で障子ごと吹き飛ばされても頭巾をつけて何事もなかったように対局を再開する棋士たちの姿からは目が離せない。

 それから、全体の映像がとてもやわらかで、昔(第二次世界大戦前後)の日本の風景も大変美しく、これがオールロケで撮影されたことに感心した。
 特に肺を患った呉清源が療養所の外で見る、一面すすきの場面など、あ、そういえば、すすき一色の風景って最近見ないなあ(大抵は黄色い外来種のやつが混じってません?)と思わず見とれてしまった。
 そこで療養所にやって来て呉清源と会話を交わす作家が川端康成だというのも、後から調べて知った。このへんを大した説明もなくサラリと流している点にも本作のストイックさが出ているなあと思った。

 呉清源に扮するチャン・チェンは、囲碁から離れたら、歩いているだけでふらふらと危なっかしいし、重い荷物は持てないしで、まさに囲碁を打つために生まれたような天才棋士を飄々と演じている。
 まるで、碁盤の上が世界のすべてで、もしかしたら碁石の並びだけで世の中のすべてを表現できるのではないかという思いで心が大いに揺さぶられた映画だった。


↓呉清源先生

真髄は調和にあり
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[ 2007/11/30 23:51 ] 映画か行 | TB(0) | CM(0)

「ラスト、コーション」

 朝から電車で京橋まで。「ラスト、コーション」試写。

 舞台は日本軍占領下の上海&香港で、中国国民党の女学生スパイ(新人女優タン・ウェイ)と、敵対する側の役人(トニー・レオン)の関係を描く。
 運命に翻弄される男女2人の探り合いが非常に激しくスリリングに描かれた美しく重厚な作品で、ベルナルド・ベルトルッチの「ラストタンゴ・イン・パリ」や「ラストエンペラー」を思い出した。ベルトルッチがトニー・レオンを主演に中国を舞台に映画を撮ったらこうなるんじゃないかという感じ。

 監督はアン・リー。「いつか晴れた日に」「楽園をください」「グリーン・デスティニー」と、今まで見たどれも上質ですばらしい作品ばかりだったが、私的にはいまいち「これがアン・リーだ!」と確信できる個性が感じられなかった。というか、この3作品が同じ監督の映画とは思えない(「ブロークバック・マウンテン」はこれから見ます・・・)。

 しかし、今回の「ラスト、コーション」で何となくアン・リー監督の繊細さと激しさ・強さが垣間見えたような気がした。
 まず驚いたのは、女4人が麻雀をするシーン。背後からトニー・レオンの声がするが、彼の顔は映らない。しかし、女主人公を見つめるトニー・レオンの視線が蛇のようにねっとりとしているのがわかるのだ。映らないのに。そして、見えないだけに、じわじわと恐ろしい。

 それから、過激さが話題となっているベッドシーン。途中、あまりにアクロバティックで吹き出しそうになったが(笑)、女がスパイだということに男は気づいているのかいないのかを考えているうちに笑えなくなった。敵だとわかっているから激しいのか、純粋な愛情ゆえに激しいのか、わからないところが怖くもあり切なくもありで、このシーンに賭ける監督の意気込みが伝わってくるようだった。

 あと、これは間違いなくトニー・レオンの名演ベスト3に入る作品だと思うけど、物語の主役は完璧に新人タン・ウェイで、彼女はとんでもないデビューを飾ったなあと思った。


↓原作小説US版の表紙(洋書)

Lust, Caution
[ 2007/11/29 02:09 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

「タロットカード殺人事件」

 寒さに震えつつ、郵便局まで自転車飛ばして発送4件。

 そのまま近所のシネコンで「タロットカード殺人事件」。ウディ・アレンの映画がここのワーナーマイカルに来るなんてびっくり。この調子で単館系の作品もじゃんじゃん上映してください。足繁く通うから。

 映画は、前作「マッチポイント」に続いて、ロンドンを舞台にスカーレット・ヨハンソンを主演に迎えた作品。「マッチポイント」はアレン映画とは思えないほど、笑いなしのサスペンスだったけど、今回はアレン自身も登場し、軽~いコメディになっている。

 ちょっとぽっちゃりで、ダミ声、どたどたと歩く、屈託のないアメリカンガールに扮したスカーレット・ヨハンソンがいい。ダサい女子大生だけど、気取りがなくてチャーミングで、何よりセクシー。
 特に彼女が赤い水着でプールサイドに座るシーン(貴族役のヒュー・ジャックマンとの出会いのシーン)は鮮烈。劇中、ジャックマンがここで彼女にめろめろになってしまうのも納得の美しさ。
 そして、そんなスカーレットと魔術師役のウディ・アレンのやりとりも面白い。ふたりの遠慮のない会話は息がぴったりで親子漫才のよう。

 あと、スクープを教えに現れる幽霊(イアン・マクシェーン)が、幽霊のくせに(笑)やけに自信たっぷりで偉そうで笑えた。私の好きな映画「幽霊と未亡人」のレックス・ハリソンを思い出した。



「タロットカード殺人事件」オリジナル・サウンドトラック



幽霊と未亡人
[ 2007/11/28 00:06 ] 映画た行 | TB(0) | CM(0)

「TSUNAMI津波」

 発送8件済ませた後、歯医者へ。15分ほどで治療は終わり、スーパーで買い物して帰宅。
 夕飯はハンバーグ、キュウリとオクラの和え物、味噌汁。

 2日連続でBS2で放送していたイギリス=アメリカ合作ドラマ「TSUNAMI津波」を見終えた。
 久々に見たティム・ロスは、フットワークの軽いジャーナリストで、取材相手にボイスレコーダーを向ける腕にいつものタトゥーがあったりして、うわー、ティム・ロスだーーっとうれしくなった(笑)。

 ドラマは2004年に起きたスマトラ沖地震とタイのプーケット付近を襲った大津波の関係者の証言を基に再現したとのことで、イギリス政府の対応が鈍かったり、津波が来ることを実はタイ政府は知っていたのでは?という仮説があったり、とてもリアルで興味深く見た。

 出演者もティム・ロスの他、トニ・コレットや主にイギリス映画でよく見る人たちがぞろぞろ出ていてかなり豪華だなあと感じた。
 いや、でも、やっぱり最大の魅力はティム・ロス。やっぱりこの人はかっこいい。災害現場を走り回って汗だくで泥だらけなんだけど、汚れれば汚れるほどかっこよさが際立つなあと。
 たまには主演映画が見たいなあ。


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[ 2007/11/27 20:44 ] 映画た行 | TB(0) | CM(0)

「トランザム7000」

 発送10件。いや、もう、これが道楽堂の限界というか、1日に自分であれこれ作業しつつ梱包できる数の上限かも。と、へろへろになった頭で考えたが、よーく思い出したら、もっと梱包したときがあった。15個ぐらい。いずれにしても、へろへろになるくらい梱包できる荷物があって幸せです。ほんとに。

 夕飯は、厚揚げをさっと焼いてショウガと味ポンをつけたの、はんぺんチーズ焼き、ほうれんそうのソテー。

 夜、録画しておいた「トランザム7000」。元祖トラック野郎映画。バート・レイノルズが昔見たときには、男臭すぎて嫌だったんだけど、今見ると全然そんなことなくて、むしろ繊細に見える(笑)。

 で、レイノルズが大型トラックを運転する映画だと勝手に思い込んでいたけど、トラックを運転するのは相棒(「トラック野郎」でいえばジョナサン)で、レイノルズはスポーツカーをぶっ飛ばす役目だった。

 同じように最初から最後までひたすら車をぶっ飛ばす映画というと、反骨心の塊「バニシング・ポイント」を思い出すけど、「トランザム」はコメディタッチのロードムービー。全編を流れるカントリーミュージックも心地良い。見直してよかった。



トランザム7000(初回限定生産)(DVD) ◆20%OFF!
[ 2007/11/20 01:58 ] 映画た行 | TB(0) | CM(0)

「トリック劇場版2」

 午前中は取材の原稿書き。といってもほとんど書いてあったので見直しのみ。少し寝てから夕方までみっちり梱包→発送8件。
 バテバテなので、夕飯はお惣菜の餃子とポテトサラダ。

 夜、録画しておいた「トリック劇場版2」を見る。
 「トリック」見るの初めてなんだけど、これ面白いのね(笑)。片平なぎさが口でくわえて手袋をスーッと外したり、「チャチャといえば石井明美」「それは、チャチャチャだ」とか、「ジョー、泪橋はもうすぐだ」とか、若者を無視して明らかに30代以上に的を絞った小ネタの数々がいい。

 そういえば、「包帯クラブ」の会見で見た堤幸彦監督はとても面白い方で、「トリック」を見たら、あ、このギャグセンスって監督そのまんまだと思った。「包帯クラブ」「自虐の詩」と、ここのところ映画はあまりヒットに恵まれないみたいだし、まだ見ぬ「スシ王子」の映画版もなんだか不安いっぱいだけど(笑)監督、応援してますから頑張ってください。



トリック -劇場版 2-
[ 2007/11/19 01:56 ] 映画た行 | TB(0) | CM(0)

「破壊之王」

 DVDでチャウ・シンチーの「破壊之王」。香港盤なので英語と中国語のみで日本語字幕はない。それでも、単純なストーリーと毎度のベタすぎるギャグの連発で、ほとんど支障なく最後まで鑑賞(笑)。

 デリバリーボーイ(ランチの配達)の主人公(シンチー)が、柔道の強い女の子に恋をしてしまう。だけど、この主人公、むちゃくちゃ弱い。情けない。で、怪しい達人のおっさん(ン・マンタ)にカンフーを習い始め、胡散臭い修行でおっさんにお金を巻き上げられつつも、なぜか強くなっていく(笑)。

 もうこの底辺から這い上がる男を演じさせたら天下一品のチャウ・シンチー。バカが付くほどのロマンティストっぷりを小学生レベルのくだらなすぎるギャグでカモフラージュした作風は、過去の作品から「カンフーハッスル」まで変わらない。
 ちなみに、ヒロインはクリスティ・チョン。起用する女優がコロコロ変わり、ヒロインで作品の製作時期が判るという意味でチャウ・シンチーはウディ・アレンと似ている(笑)。公私混同型映画作家。


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[ 2007/11/16 03:17 ] 映画は行 | TB(0) | CM(0)

11/16

 発送3件。急いで郵便局を出て、予約を入れていた歯医者へ。
 この間から行き始めた歯医者さん、すごく上手。虫歯を削ってもちっとも痛くない。前にかかってた先生なんて、「痛かったら右手上げてくださいね」って言うので素直に右手を上げたら「まだ早い!子供だって我慢してるのに!」って怒るし、自作BGMを院内に流して治療中にウンチク聞かせられるし、あの先生は何かが変だった(笑)。


↓このテーマ曲が流れる中、歯を削られた(笑)

ニュー・シネマ・パラダイス SUPER HI-BIT EDITION
[ 2007/11/16 03:11 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ジェイ・チョウ「我很忙」

 発送なし。一日中、自宅で作業。

 注文していた台湾のアーティスト、ジェイ・チョウの新譜が届いた。「我很忙」というタイトルで、「僕はとっても忙しい」という意味だとかなんとか。「HELP!4人はアイドル」的なタイトル(または「なんてったってアイドル」)だなあと笑った。

 で、シングルカットされた1曲目が、「牛仔很忙(カウボーイは大忙し)」で、曲調が思いっきりカントリー。でも、のんびりしたカントリーじゃなくて、ちょっとレコードを早回ししてみました、みたいなアップテンポで遊び心あふれるカントリーソング。そもそもヒップホップやバラードが得意なジェイ・チョウがカントリーを歌うというのに興味をそそられて買ったのだが、カントリーは1曲目だけで、あとはいつものジェイ・チョウ節。相変わらずメロディラインが独特で、ああ、ジェイだなあと。

 今回はカントリーだけど、その前のアルバムはラテン風、その前はショパン(クラシック)と来たから、今度はぜひジャズで(もしかして、もうやってる?)。私は初めて彼の歌声を聴いたときから、チェット・ベイカーに似ているかもと勝手に思っていたのだ。ジェイ・チョウのジャズボーカル、聴いてみたい。


↓日本版も出るんだね

僕はとっても忙しい/我很忙~JAY CHOU ON THE RUN
[ 2007/11/15 03:07 ] 音楽 | TB(0) | CM(0)

「今週、妻が浮気します」

 発送2件。帰りにちょっと離れたTSUTAYAに遠征して、あれこれ。

 「踊る大捜査線」から始めた、勝手にユースケ・サンタマリアを見直そう週間は地味に続けていて、ドラマ「今週、妻が浮気します」もレンタルで見ている途中。

 このドラマ、石田ゆり子が仕事もバリバリやって、子どもの面倒もきちんとみて、家事も完璧、しかも超美人という、ユースケ演じる冴えない編集者にはもったいないほどの妻。また、石田ゆり子の衣裳がいちいちおしゃれでかわいくて、いや、もう、パーフェクト。これは浮気されても仕方ないなと思ったり(笑)。

 で、冴えない夫もなぜか女にモテるんだけど、このあたりが妙にリアルで納得。こういう奥さん一筋で、でも、だからって奥さんの目が行き届いたビシッとした格好してるわけじゃなく、寝癖ついてたりしてちょっと隙のある人ってモテるよなあと。

 あと、主題歌がクレージーケンバンドで、「助けて~♪助けて~♪」という叫びから始まるんだけど、これが災難続きの主人公の境遇にぴったりで笑える。ゆるゆると最後まで見るつもり。



今週、妻が浮気します DVD-BOX【PCBC-61213】=>10%OFF!今週、妻が浮気します DVD-BOX

[ 2007/11/14 02:21 ] 映画か行 | TB(0) | CM(0)

「変態村」

 発送3件。
 覚えのない名義でのご入金が1件。金額の合っているお客さまにご確認のメールを出す。といっても、同じ金額のお客さまが数人おられる・・・。お申し込みのお名前とお振込み名義が違う場合は、ご連絡いただけると大変助かります。お客さまにはご面倒おかけしますが、よろしくお願いいたします。

 夜、レンタルDVDでベルギー映画「変態村」。
 タイトルほど変ではない。いや、変だけど(笑)。どこかの山奥の村に迷い込んだ男性歌手が、歌手の奥さんに逃げられた男の家に泊まることに。で、なぜか同じ歌手というだけで、奥さんの代わりにされてしまう。というか、その男は歌手を奥さんだと思い込んでいる(男なのに!)。

 おまけに村の男たちまで、歌手をその逃げた奥さんとして扱う。ものすごい不条理(笑)。カフカの100倍ぐらい不条理(笑)。
 人間の思い込みってすごいんだな、怖いんだなと感じる映画。



変態村


[ 2007/11/12 02:19 ] 映画は行 | TB(0) | CM(0)

「ヘアスプレー」

 シネコンで「ヘアスプレー」を見た。「ALWAYS」や「ボーン・アルティメイタム」など人気作揃いでチケット売場やロビーは大混雑。空いている映画館も気楽で好きだけど、こういう活気のある映画館もわくわくする。

 で、「ヘアスプレー」。ジョン・トラボルタとクリストファー・ウォーケンが歌って踊って共演するというので、それはもう楽しみにしていた。しかし、この2人が夫婦役とは!(笑) 特殊メイクでかなりビッグになったトラボルタママがなんだかかわいい(笑)。ウォーケンも相変わらず流れるような華麗なステップがステキすぎる。

 それだけでも楽しいのに、冒頭、主人公の女の子が「おはよう!ボルチモア!」と通りを歩くその場面で、いきなりコートの前をパッと開く変質者が・・・。ああ、このインパクトのある顔は・・・ジョン・ウォーターズ(だよね?)。監督!そんなところで何やってるんですか!こんな役で登場するオリジナル版の監督って(笑)。

 それにしても、このリメイク版「ヘアスプレー」、オリジナル版のチャーミングさと胡散臭さと反骨精神を見事に再現していて驚いた。歌もダンスも物語の世界にぴったりで、見ていて本当に楽しい。主役の女の子も映画デビュー作だというのに、堂々たる歌いっぷり&踊りっぷりで、見ていて気持ちがいい。

 エンドクレジットまでカラフルでキュートで目が離せず、映画館のお客さんもほとんど席を立たなかった。とにかく、元気いっぱいのミュージカルで大満足。いや、でも、ほんのちょっとだけ欲を言えば、ウォーケンにもっともっと踊ってほしかったけど(笑)。



映画「ヘアスプレー」オリジナル・サウンドトラック/サントラ[CD]


↓ジョン・ウォーターズ監督によるオリジナル版

ヘアスプレー(DVD) ◆20%OFF!
[ 2007/11/11 02:53 ] 映画は行 | TB(0) | CM(0)

「ヤコペッティの世界残酷物語」

 発送5件。
 レンタルで「ヤコペッティの世界残酷物語」。
 人生初のヤコペッティ(笑)。どんなに残酷な映画かとドキドキしながら再生するも、思わず目を背けるようなシーンはなかった(笑)。さんざんドキドキさせてこれかよ!という煽って煽られてなんぼ的な胡散くささがたまらない。
 で、1962年の作品なんだけど、あえて大げさで興味本位な映像を散りばめつつ、現代にも通じる環境問題とかを大真面目に、でもチクリとシニカルに指摘していたりして感心した。文明社会に対する壮大なアンチテーゼ。見てよかった。


ヤコペッティの世界残酷物語<ノーカット完全版>
ロッサノ・ブラッツィ グァルティエロ・ヤコペッティ
B00013F5GK

[ 2007/11/09 00:41 ] 映画や行 | TB(0) | CM(0)

「恋愛睡眠のすすめ」

 発送4件。
 せっせと梱包して、あたふたと必死に自転車をこいで発送に行くので、その往路はいつも暑くてポカポカしており、薄着で余裕。
 が、発送を終えてホッとするやいなや、外の寒さに初めて気づき、復路はぶるぶる震えて帰るということを何度繰り返しても懲りない。で、例によって風邪っぴき。


 夜、あまりの寒さにホットカーペットをつけてごろごろ。
 レンタルDVDで「恋愛睡眠のすすめ」。
 「ヒューマンネイチュア」「エターナル・サンシャイン」のミシェル・ゴンドリー監督がパリを舞台にガエル・ガルシア・ベルナルとシャルロット・ゲンズブール主演で撮った作品。ここまで書いて気づいたけど、ミシェル・ゴンドリーってフランス人なのか。チャーリー・カウフマンと仲良しなイメージを勝手に持っていたから、アメリカ人だと思っていた。

 ガエル君が演じるのは、いつもボーッとして現実よりも夢の中に生きているような男。というか、これ、ガエル君だからかわいいけど、頭の中はほとんどチャーリー・カウフマンが描くようなヘンテコ妄想男(マルコヴィッチの穴、もしくはアダプテーション、100歩譲ってエターナル・サンシャイン)。

 もう現実なんてどうでもよくて、夢の中の描写に命を賭けた造りがすばらしい。紙で出来たスタジオとか、ボール紙の車とか、かわいすぎ。
 それから、ガエル君のとぼけた味わいがトリュフォー映画でアントワーヌ・ドワネルを演じていた頃のジャン=ピエール・レオーに似ている。シャルロットは相変わらずナチュラルで、どの映画でもそうだけど、彼女が着ているだけでどんな服も良く見えるから欲しくなって困る(笑)。



恋愛睡眠のすすめ スペシャル・エディション
[ 2007/11/07 00:39 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

11/06

 発送2件。
 夕食は、ベーコン、ソーセージ、キャベツ、玉ねぎ、にんじん、さつま芋、などなどを煮込んだスープ(ポトフといっていいものかどうか)。味つけは、親がヨーロッパ土産にくれたVEGETAというコンソメのような粉末調味料。調べたら、クロアチア名物で、クロアチアの家庭には必ずあるもののようだ。これがものすごく美味しい。ちょっと入れただけで、なんか自分で作ったスープじゃないような味になる。はまった。


↓「VEGETA」
 クロアチアが世界に輸出する野菜スープの素
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[ 2007/11/06 02:03 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

「2番目のキス」

 発送2件。帰りに大きなホットカーペットカバーを買って、むりやり自転車のカゴに詰め、よろよろしながら帰宅。ホットカーペットはまだ出してないけど、いつでもぬくぬくできるようにスタンバっておかないと。
 夕食は、はんぺんチーズ、ほうれんそうとエリンギのベーコン炒め。

 夜、録画しておいた「2番目のキス」。
 仕事命で男にいつも逃げられているドリュー・バリモアと、ボストンレッドソックスのことで頭がいっぱいで、そのせいでいつも女に振られてしまうジミー・ファロンのラブコメディ。

 見ていて、これが野球じゃなくてサッカー版を見たことあるぞと思ったら、コリン・ファース主演の「ぼくのプレミアライフ」と原作が同じだった。自己中心的なダメ男を描かせたら右に出るものはない(笑)ニック・ホーンビィ。「ハイ・フィデリティ」とか「アバウト・ア・ボーイ」とか。

 で、このニック・ホーンビィ小説の映画化作品、どれも主人公は男性なんだけど、どうも他人事とは思えない。趣味に没頭するあまりパートナーから見放される男主人公たちに浴びせられる非難の声や説教の数々に耳が痛い・・・(笑)。私も見放されないように気をつけよう。



2番目のキス 特別編【070330DVD】



ぼくのプレミア・ライフ
[ 2007/11/05 01:59 ] 映画な行 | TB(0) | CM(0)

「ALWAYS 三丁目の夕日」

 発送6件。

 夜、TVで放送していた「ALWAYS 三丁目の夕日」。
 原作コミックは知らないのだが、頑固オヤジを演じる堤真一のハジケっぷりにびっくり。で、大笑い。この人、面白いなあ。薬師丸ひろ子もやさしいお母さんだと思いきや、案外ドスの効いた肝っ玉母さんだったりして、いいなあと思いながら見た。

 でも贅沢を言えば、やっぱり絵がキレイすぎるなあと。セピア色の古き良き日本を懐かしむ映画として割り切ればいいんだろうけど、どうもキレイすぎて落ち着かない(笑)。「フラガール」でも思ったけど、これって現代風味の昭和レトロって感じだよなあ。グリコのおまけみたいな。
 まあこれは好みの問題だけど、私としてはこんなに優しい色合いの昭和じゃなくて、もう少し毒のある汚らしい昭和の方が好き。でも、そんな「ALWAYS」なんてイヤだよねえ(笑)。



ALWAYS 三丁目の夕日
[ 2007/11/02 16:02 ] 映画あ行 | TB(0) | CM(0)

「酒井家のしあわせ」

 発送8件。帰りにTSUTAYAに寄る。

 レンタルDVDで「酒井家のしあわせ」。
 ユースケ・サンタマリアとユースケ直々のご指名という(笑)映画初出演の友近が夫婦役。この2人の自然な空気が妙にリアルでなかなか面白い映画なのだが、長男役の男の子もかなり自然で上手で驚いた。彼を慕う同級生女子とのエピソードと、彼の絶妙なリアクションには大笑いさせてもらった。

 突然「男が出来た」と家出する夫(ユースケ)と揺れる家族という奇抜な設定ながら、日常をとても丁寧に描いているし、妻(友近)が揺るがずどっしり構えているので(笑)こんな大事件さえも淡々と当たり前のことのように感じられる。家族それぞれが精神的に成長して、でもやっぱりいつもの家族というラストが実に爽やか。
 特典で付いていた監督&ユースケ&友近のコメンタリーもかなり面白かった。



酒井家のしあわせ

[ 2007/11/01 16:00 ] 映画さ行 | TB(0) | CM(0)
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