陽気なギャングが地球を回す プレミアム・エディション
ビリヤード(と、その待ち時間に漫画喫茶)ばかりであまり映画を見ていないんだけど、DVDではちらほら見ている。
この間見たのは「陽気なギャングが地球を回す」。
大沢たかおがちょっと(彼にしては)ぽっちゃりして見えるけど、派手なシャツを着たクールな悪党で、今までで2番目にかっこよかった(ちなみに1番は「花とアリス」)。
しかしそれ以上にろくでなしオヤジっぽい佐藤浩市の演技がよくて、大沢たかおがかっこよく見えるのは、実はハジケまくった佐藤浩市の存在があるからかなと思った。
そして、未熟ながらも彼ら2人に負けてないのが、これが映画デビューの松田翔太。いい加減そうで、ちゃっかりしてそうな若者という感じが自然でとてもいい。
さらに、「黄金の七人」のロッサナ・ポデスタみたいにセクシーな鈴木京香と、カウンターの中にいるだけでかわいらしい加藤ローサもよかった。
でも、これらもみんな佐藤浩市のオチャラケっぷりがあるからこそ生きるキャラなのかも。
ひとつだけ疑問なのが冒頭のカーチェイスシーン。あれ、どうしてCGにしたんだろ?予算がないのか技術がないのか、はたまたわざとチープ感を演出したのか。
大げさかもだけど、私はこういうところで監督の映画への本気度を見る。少なくともここで実写で勝負するかどうかに映画のすべてがかかっていたのではと思った。もっと極端に言えば、このカーチェイスさえ本気で撮られていたら、他の部分はどうでもこの映画が大好きになっていたと思う。
うまく表現できないのがもどかしいけど、映画ファンのツボをガチッとつかむ本気ポイントっていうのが映画にはたぶんあって、そこを押さえているか外しているかが、愛すべき映画かどうかの分かれ目じゃないかなと。
04,
2008



