07/04

陽気なギャングが地球を回す プレミアム・エディション



 ビリヤード(と、その待ち時間に漫画喫茶)ばかりであまり映画を見ていないんだけど、DVDではちらほら見ている。

 この間見たのは「陽気なギャングが地球を回す」。
 大沢たかおがちょっと(彼にしては)ぽっちゃりして見えるけど、派手なシャツを着たクールな悪党で、今までで2番目にかっこよかった(ちなみに1番は「花とアリス」)。

 しかしそれ以上にろくでなしオヤジっぽい佐藤浩市の演技がよくて、大沢たかおがかっこよく見えるのは、実はハジケまくった佐藤浩市の存在があるからかなと思った。

 そして、未熟ながらも彼ら2人に負けてないのが、これが映画デビューの松田翔太。いい加減そうで、ちゃっかりしてそうな若者という感じが自然でとてもいい。
 さらに、「黄金の七人」のロッサナ・ポデスタみたいにセクシーな鈴木京香と、カウンターの中にいるだけでかわいらしい加藤ローサもよかった。
 でも、これらもみんな佐藤浩市のオチャラケっぷりがあるからこそ生きるキャラなのかも。

 ひとつだけ疑問なのが冒頭のカーチェイスシーン。あれ、どうしてCGにしたんだろ?予算がないのか技術がないのか、はたまたわざとチープ感を演出したのか。

 大げさかもだけど、私はこういうところで監督の映画への本気度を見る。少なくともここで実写で勝負するかどうかに映画のすべてがかかっていたのではと思った。もっと極端に言えば、このカーチェイスさえ本気で撮られていたら、他の部分はどうでもこの映画が大好きになっていたと思う。

 うまく表現できないのがもどかしいけど、映画ファンのツボをガチッとつかむ本気ポイントっていうのが映画にはたぶんあって、そこを押さえているか外しているかが、愛すべき映画かどうかの分かれ目じゃないかなと。

posted by しみず(道楽堂)
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[DVD
04/10

図鑑に載ってない虫



 雨降りなので近くの郵便局まで歩いていく。発送6件。のんびり歩きながら聴くのはやっぱり「ダージリン急行」サントラ(笑)。

 夜、DVDで「図鑑に載ってない虫」。この間見た三木聡監督の「転々」が面白かったし「時効警察」も好きだから見たけど、これも面白かった。

 なんといっても、次に何が飛び出すのかまったく予測できないところが面白い。ちょっとマニアックで、でも子どもじみてて、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような世界観。

 だってのっけから怪しい「月刊 黒い本」の編集者(水野美紀)から“死にもどき”なる虫を探して死んでみろという依頼を受けるフリーライターって設定が未知すぎる(笑).
 フリーライターはなんちゃって工藤ちゃん(@探偵物語)風の伊勢谷友介。この人はいい加減だったり汚かったりしても、いつもかっこいい。オダギリジョーもそうだけど、好きとか嫌いとか個人の好みを超えたかっこよさがある。

 そして、そんな彼にくっついて回る松尾スズキが最高。酒呑みだしゲ○吐くしウザいことこの上ないんだけど、妙に情が移ってしまうタイプというか、何かの間違いでいじらしく見えてしまうというか(笑)。
 ラストの軽いどんでん返しもよかった。これだけ個人的な趣味を押し出して、なおかつ映画として成り立たせる監督はすごいと思った。

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[DVD
04/04

アヒルと鴨のコインロッカー



 発送3件。帰りにTSUTAYAでDVDやVHSを3本借りる。

 夜、DVDで「アヒルと鴨のコインロッカー」。
 仙台で撮影された映画で、主題歌がボブ・ディランの「風に吹かれて」で、瑛太が出ているというので、見よう見ようと思いつつ、映画館で見逃した作品。

 原作小説は知らないのだが、ものすごく不思議な雰囲気の映画だった。というか、これ映像化するの大変だったろうなあと原作を読んでいない私が思わず感心するくらいだから、小説はさぞ面白いだろうなと想像できた。筒井康隆の「ロートレック荘事件」みたいに文章のトリックで見せる小説じゃないかなと(想像してないで読めよ)。

 で、瑛太はもちろんよかったんだけど、途中で出てくる松田龍平の存在感が腰砕けになるほど圧倒的で、あっという間に瑛太がかすんでしまった(笑)。松田龍平には今までにもなんかわからないオーラに圧倒されてきたけど、こんなにかっこよく見えたのは初めてだ。こういう一見、女たらしというか人でなしっぽい役だとこんなにハマるのか。知らなかった。

 それから、瑛太に振り回される主人公を演じる濱田岳がいい。この人の普通っぽさが、脇の不可解な人物たちをいきいきと見せているのかなと思った。

 あと、ボブ・ディランの扱いがほとんど「神」で、いちいち「そうだ、そのとおりだ、よくわかってるなあ」と頷きつつ見た(笑)。しかし、いくら神に見られたくないからって、戸棚やロッカーに閉じ込めるのはあんまりだろう(笑)。何事もなかったように扉の向こうで歌い続けるディランに笑ってしまった。

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[DVD
04/02

黄色い涙



 松潤&嵐ファンの姪の影響で(笑)映画「黄色い涙」を見た。嵐のメンバーが主演で監督が犬童一心という以外は何の予備知識もなく見て、漫画家・永島慎二の自伝的物語だったのでびっくり。

 永島慎二という漫画家は正直よく知らないのだが、梶原一騎に関する本を読んだ中で、彼は梶原原作の「柔道一直線」の漫画家で、しかし途中で嫌気が差して当時人気絶頂だった梶原との仕事を蹴ったというエピソードが強烈だった。
 映画にも主人公である新米漫画家(二宮和也)が“梶川”先生との仕事を蹴る話が出てくる。たまたま手に取った映画が少しだけど梶原一騎と関連のあるうれしい偶然。

 で、この映画、昭和30年代のまさに東京オリンピック前後の東京・阿佐ヶ谷付近で芸術家を志す貧乏な若者たちの青春を描く。これが、まあ最近よくある妙にきれいな昭和レトロには違いないんだけど、阿佐ヶ谷や新宿の駅構内とか列車内の様子や、ジャズの流れる喫茶店でウエイトレスの持ってくるガラスの水差しなどなど、細かいところが妙にリアルだし、監督のこだわりの感じられる造りだなあと思った。

 あと、二宮和也が昭和30年代の空気に何の違和感もなくすんなり溶け込んでいて、「硫黄島の手紙」の時にはあまり感じなかったけど独特な雰囲気を持つ俳優だなあと。
 他にも、主人公の元彼女役で田畑智子が出ていて、相変わらず存在感抜群。クラシカルなスーツを着てタバコをふーっと吹かしたりする姿が色っぽく、かっこいい女優さんになったなあとうれしくなった。

 それから、犬童一心監督は「ジョゼと虎と魚たち」もそうだけど、ちょっとしたキスシーンがものすごくうまいと思う。今回もミュージシャン(相葉雅紀)を訪ねてアパートに来た食堂の娘(香椎由宇)とのシーンはきれいでドキドキした。その後、部屋の電気が消えるのを「あ〜あ」という感じで部屋を追い出された3人が階段の下から見上げているのもいい(笑)。


posted by しみず(道楽堂)
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[DVD
03/21



 発送3件。2月はいつもの倍のご注文があっててんてこ舞いだったけど、今月はいつもの半分。ある意味バランスがとれているというかなんというか複雑(笑)。

 以前から映画と映画の合間にちょこちょこTVドラマ「花より男子」を見ている。1年ぐらい前から周囲に「面白い!」と言う人が多くて、6月には映画化もされるというので、今のうちにドラマを見ておこうと。

 原作は最も売れた少女漫画(らしい)で、ドラマを中断してこちらも読んだ。というのも、「のだめカンタービレ」をドラマ→原作コミックの順で見たときに、どうもドラマの印象が強すぎて原作をあまり楽しめなかったから、その反省を踏まえ、今回は原作を読んでからドラマに戻ろうと思ったわけだ(その真面目さを他のことに活かせとよく言われる)。

 で、今はドラマ「花より男子2(リターンズ)」のDVD3巻目なのだが、話が進むほど、出演者たちがキャラクターに似て見えてくるのが面白い。正直言って、第1弾のドラマはアクションシーンがダメダメだったり作りが荒いような気がしたものの、キャラクター&役者の魅力と勢いにぐいぐい引っ張られて、キャスティングを考えた人はうまいなと思った。

 主人公役の井上真央は男をパンチで殴る姿もかっこよく、小さいけれど元気いっぱいで“牧野つくし”役にぴったり。これで一般的にブレイクした小栗旬も全体の雰囲気とか髪型を原作の“花沢類”によく似せている。

 それから、“西門総二郎”役の松田翔太がいい。他のF4メンバーより2、3歳若いと思うが、佇まいがすでに役者。茶道の家元・3兄弟の真ん中という設定で、この人自身もたしか松田家の真ん中だったと思う。どうも私が3人姉弟の真ん中だから、真ん中っ子には甘くなる(笑)。西門というキャラクターと翔太自身の真ん中っ子らしい傍観者ポジションと醒めっぷりに共感。

 こんな出演者たちが原作イメージを壊さない中で、いちばん原作と外見が違うのが、主要キャラ“道明寺”役の松本潤。チラッと見る限りは原作ファンが怒りそうなミスキャストじゃないかと思う。が、ドラマを見ていていちばん面白いのがこの人。このキャラ、俺様のくせに格言や単語をよく言い間違える(しかも本人はそれが正しいと信じている)のが爆笑ポイントなんだけど、そのバカっぷりが妙にナチュラルでうまい。素か?(笑)

posted by しみず(道楽堂)
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