へっぽこ店主の日々雑記

映画パンフレット専門のオンライン古本屋「古本道楽堂」店主のへっぽこ雑記。

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「お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました」

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ミュージシャン遠藤ミチロウが60歳になった自分を撮ったドキュメンタリー。
遠藤ミチロウによる遠藤ミチロウ。

始まる前から緊張で震えた映画は久しぶりだった。
スクリーンに叩きつけられたミチロウさんの生き様。
家族観、故郷への思いが、旅先で語られる。
そのすべてに圧倒された。
65歳(映画撮影時は60歳)で自分を曝け出すことの凄さ。
こんな大人に私もなりたいと憧れる。

中でも終盤のライブ映像は圧巻。
STALIN246は初めて見たけれど、キュウちゃん(The Birthday)とKenKen(RIZE)の凄まじいリズム隊に煽られたようなミチロウさん、すごかった。
拡声器を頭上に掲げる姿は神々しくさえある。
あのライブ、生で見たかったな。

あ、でも、一番印象的だったのは、奄美のフェスで、親子連れが遊ぶのどかな公園に響き渡る「オデッセイ」。
この歌ね、お子様にはとても聞かせられないような歌詞なのよ。
だからなのか(笑)絶叫するミチロウさん、ものすごく、ものすごーーく、楽しそう(笑)
こんな笑顔で歌うミチロウさん、見たことない(笑)
親御さんたち!お子さんの耳をふさいで~!と心の中で叫んだよね(笑)

それから、実家に帰ったミチロウさんとお母さんの会話が面白かった。
スターリン時代にご近所から「遠藤さんちのミチロウくん、気が狂っちゃって大変ねえ」とか言われていたというエピソード!
声出して笑っちゃったよ!(笑)

で、私ね、聴くべき音楽とか見るべき映画とか世の中にはなくて、みんな好きな歌聴いて好きな映画見ればいいじゃないって考えだったの。今までは。
でも最近立て続けにミチロウさんのライブと映画を見たら、ああ、聴くべき歌、見るべき映画ってあるんだなあって素直に思ってしまって。
実はかなり衝撃受けてます。
遠藤ミチロウ、すごいよ。

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[ 2016/01/30 00:16 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「ソレダケ/that’s it」

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爆音のロックンロールと銃撃戦に、帰宅してしばらくたってもボーっとしていた。
「俺はまだ死んでない!」という染谷将太が叫んだ後のブッチャーズ。
冒頭だけで泣きそうになってしまった。
ロックと銃弾をひたすら浴びて何も考えず映画に身を任せられる幸せ!

石井監督は本当にブレない。
「ソレダケ」が「狂い咲きサンダーロード」のすぐ後に撮られたと聞いても私、信じてしまいそうだ。
走っているのが山田辰夫か染谷将太かってだけで、映画から伝わる怒りや絶望、疾走感は同じ。

あと、村上淳がかっこよかった(いつもかっこいいけどね)。
「タバコ!」と叫ぶと女がパッとタバコを持ってきてササッと火をつけるとことか、
「そんなんじゃ当たらねえよ」と銃の構え方教えるとことか、
助けに来てけだるそうに「とっとと終わらせようぜ。早く帰って相撲が見てえんだ」って言うところとか。
ダメな大人を演じるとほんとかっこいい。

それでも、この映画の主役はやっぱり音楽。
映画館が爆音で流していたせいもあるけど、
映画館で聴くブッチャーズは凄まじかった。
映画を見た後でCD、mp3で聴いてもyoutubeでライブ映像を見ても全然物足りない。
かといってライブではもう聴けない。
切ない。


[ 2015/07/20 23:22 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「味園ユニバース」

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「味園ユニバース」を見てきた。

よかったー。
二階堂ふみがドスドス歩いてきて、おっさんたちにハッパかけるとことか、バット振り上げるとことか、いちいちイイ。
なげやりだし、いろいろ雑だし、全然女らしくないんだけど、ちゃんとかわいい。
しかもかわいいだけじゃなく、実は情に厚くて、姐さんというか肝っ玉母さんみたいな一面もある。
二階堂ふみ、いい女優さんです。
次回作が楽しみになる女優はひさしぶり。

渋谷すばるもかっこよかった。
居心地悪そうな佇まいがヒロト(クロマニヨンズ)みたいで。
記憶喪失のときのポチ男と、記憶が戻ってからの茂雄とのギャップがよかった。
顔つきから雰囲気からガラリと変わるのね。
ボーっとしたポチ男には和み、ピリピリした茂雄にはゾクリとさせられました。
彼の出る映画ももっと見たい。

あと、山下監督はロクデナシを描くのがうまいなあと改めて思った。
もともと「天然コケッコー」の三浦友和とか「松ヶ根乱射事件」の佐藤浩市とかロクデナシ親父を描かせたら日本一だと私は思ってたんだけど、「味園ユニバース」を見て訂正。
親父にかかわらずロクデナシを描かせたら日本一。
茂雄を見た後ではポチ男が天使に思えるもんね。
そりゃあ、二階堂ふみもバットで殴りたくなるさ(笑)

どこがどうってわけじゃないんだけど、
ひとつひとつのシーンが印象的で目が離せない。
終わり方も潔くて、ほんと絶妙。
唸りましたよ私は。
なんでこんな映画が撮れるんだろう。
また好きな山下映画が増えました。


余談。私的ハイライトは遺影のキヨサク(笑)

[ 2015/03/22 15:32 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー The FILM ♯1入門編」

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「忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー The FILM ♯1入門編」を見てきた。

すごーーーく、すごーーーく、よかった!!

映画なのに途中でヒュー!て声や手拍子、最後には拍手も起きていた。
余計なナレーションとか一切なし。
ただただRCと清志郎の映像が流れるのみ。

ファンイベントでの清志郎の受け答えがよかった。
たしかこんなの。
8歳の女の子「清志郎さんはどうして歌うときにメイクをするんですか?」
清志郎「うーん、いい質問だね。それはメイクしてるときに売れてしまったからだよ」
(場内爆笑)

このウィット、頭の回転の早さ。
すごーく魅力的。
目が離せない。

それから、大きなスクリーンで見ると、
清志郎の衣装が細かいところまでよーく見えて楽しかった。
コロコロ変わる衣装はカラフルでチャーミングでほんとステキ。
しかも、花柄とかピンク着てても、かわいい指輪やネイルしてても、ちゃんと男っぽいんだよねえ。
あー、かっこよかったーー。

映画を見たあとしばらくは、たぶん目がハートになってたね私。
おかしいな。CHABO派のはずだったのに(笑)

もう私、清志郎がマントを羽織るだけでキャー!てなる(笑)。
理屈じゃないです。
いつまでも見ていたくて、家に帰りたくなくなる映画。

[ 2015/02/26 20:42 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「日々ロック」





最終週にすべり込みで見てきた。

なんてったって主題歌が爆弾ジョニー、
劇中演奏は黒猫チェルシー、
楽曲提供に忘れらんねえよと爆弾ジョニーのりょーめー、
監督は「サイタマノラッパー」「劇場版・神聖かまってちゃん」の入江悠。
これは見るしかない。

映画は期待通り、
いや、期待以上にバカでイタくて切なくて痛快なロック映画であった。

うだつの上がらないロックバンドの主人公、
売れっ子アイドルだけど魂はロケンローラーなヒロイン、
2人を取り巻く仲間と大人たち。

うまく言えないけれど、
入江監督の撮る画面には嘘がない。
映画だからフィクションなんだけど、スクリーンに映し出される景色はいつだってリアル。
雨が降ればちゃんと湿った空気が伝わってくるし、
ライブハウスのシーンでは籠って煙い匂いがしてくるよう。

それから、この映画で何よりリアルだったのは音質。
ライブハウスの中と外で聴こえる音の違い、
窓を開けた途端に飛び込んでくる屋外の音、
歌や曲が大切な映画だけに、音へのこだわりがうれしかった。

あと、ヒロインを演じた二階堂ふみが最高。
すごくかわいいのに、お酒を飲むと激変。
男子相手に蹴りを入れる勇ましさ、凛々しさときたら。
しかもその蹴りがすばらしい。
あれはいい蹴り。

劇中の音楽はどれもよかったけれど、
エンドロールで流れる爆弾ジョニーがやっぱり一番。
彼らはライブが最高なんだけど、
映画館の音響で聴く爆弾ジョニーも格別。
これで二十歳そこそこのバンドとは末恐ろしい。
初めてライブを見たときは、
りょーめーのカリスマ性にも驚いたけど(あんなに衝撃を受けたのはヒロトを初めて見たとき以来)
ギターの音にもびっくり。
二十歳の出す音じゃないよ(笑)




[ 2014/12/25 20:52 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「ジャージー・ボーイズ」





「君の瞳に恋してる」で有名なコーラスグループ、フォー・シーズンズを描いたクリント・イーストウッド監督作品。
クリストファー・ウォーケンが「『君の瞳に恋してる』は『ディア・ハンター』で効果的に使われていたし」と言っているインタビューを読んで、これは見なければと。
イーストウッド映画にウォーケンが出るのは初めてというのも興味があったし。

のっけから床屋のシーン。
髭を剃ろうとしているウォーケンが何やら口ずさんでいて、
床屋のドアを若者がバーンっと開けて入ってくる。
もうこれは西部劇で酒場にチンピラ登場のシーンか、
もしくはギャング映画でボスが床屋でくつろぐ、おなじみのシーン。
これだけでニヤニヤしてしまう。

脇役ではあるけれど、ウォーケンの役がとにかくかっこいい。
町の大物で、マフィアと対等に交渉できたりして、
主人公たちが背負った借金やトラブルにも力になってくれたりする。
こういうヤクザの親分みたいな人がバックに付いてくれたら、
怖いけど、どんなに頼もしいだろうと思いました(笑)。

あと、この映画で面白いと思ったのは、
主人公たちがカメラに向かって状況を説明してくれること。
こういう伝記映画みたいなのって、
最初に現在のシーンがあって、その後で回想シーンとか、
もしくは主人公のモノローグで進めるとか、
そういう語られ方が多いと思うんだけど、
これは物語の中で登場人物たちが直接解説しちゃう。
あるようでない、ユニークな語り口だと思う。

そのせいか、映画全体が音楽を聴いているような心地よさ。
フラッシュバックを使わず、時間が行ったり来たりしないから、
物語の流れがぶった切られることもなく、とてもスムーズ。
音楽映画だから楽曲もたくさん挿入されるんだけど、
ドラマ部分も含めて音楽みたい。
見ていてとても爽快。
イーストウッドってこんなにさわやかな映画を撮る人だったっけ?と見ている最中に何度も思ったほど(笑)。
途中TV画面に「ローハイド」で若き日の自分を映すお茶目っぷりにも笑った。

最後はウォーケンが踊っているのを確認できて大満足。
ウォーケン映画にまたダンスシーンが増えました。

[ 2014/10/23 23:55 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「NINE」





「81/2」がこんなにもわかりやすい映画になるものかと驚いた。
ブロードウェイやハリウッドってこういうところすごいよなあ。
何でもエンターテインメントにしてしまう。

イタリア映画好きとしては、
やっぱりチネチッタやローマの街並みが出てくるだけで
いてもたってもいられない。
わくわくするのは必然。

映画監督役のダニエル・デイ=ルイス、かっこよかった。
ほんとこの人、映画によって印象が違う。
正直いつもは演技に圧倒されてお腹いっぱいになることもあるんだけど、
今回はヘタレ監督の役だから(笑)ちょうどよかった。
「81/2」ではマストロヤンニが演じた役だから、
どうしても比べてしまうけど、それでも十分チャーミング。

あと、女優たちの撮り方にはいちいち感心。
ニコール・キッドマンなんてスリムで肉感的とは言い難いのに、髪をバサッとゆらして顎をスッと上げた横顔がアニタ・エクバーグに見えるし、
マリオン・コティヤールが目をクリッとさせると一瞬ジュリエッタ・マシーナがいるのかと錯覚するほど。

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それから、ソフィア・ローレンの貫録!
ラストのミュージカルシーンで真ん中に立つ美しく堂々たる姿!
これは泣くよね。
彼女がそこにいるだけで、イタリア映画。

「言葉で語られるたびに映画は死ぬ」とか何とかいう主人公のセリフ通り、ミュージカルもフェリーニ映画もその魅力は理屈じゃないと私は思うので、この組み合わせ、いいと思います。


[ 2014/09/26 00:16 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「センチメンタル・アドベンチャー」





あー、もう、これなんで見てなかったんだろう。
今までなんとなく見た気になってただけの1本。

今回見てよかったです。
すごく好みの映画。

姉の家にぶらりと現れたカントリー歌手のイーストウッドが、
10歳(だったかな)の甥っ子を連れて、
酒場で歌いながらナッシュビルまで行く話。

イーストウッド演じる叔父がいい加減な男で、
甥っ子を平気で酒場に連れていくし、
盗みの手伝いはさせるしで、
まあ、よく言えば、子ども扱いせず、
ちゃんとひとりの男として扱っている(笑)。
で、それを甥っ子も喜んで懐いている(笑)。

なぜナッシュビルまで行くのかというと、
音楽フェスのオーディションを受けるため。
実はイーストウッド、結核を患っていて、
これが最後のチャンスという感じ。
本人もわかってる。

それでも消毒と称して酒を浴びるように飲むし、
咳き込みながらギターを弾いて歌い続ける。
そのへんに、いい加減に見えた男の意地が感じられてぐっとくる。
彼の面倒を献身的に見て、成長していく甥っ子の健気で頼もしいこと。

特に大事件が起こる映画じゃないけど、
イーストウッドの音楽好きが伝わってくる
いい映画だと思った。

しかしこの甥役の子、いい表情するなあと思って
後から調べたら、カイル・イーストウッドだったのね。
父親イーストウッドが息子を撮る視線の温かさにも感動。


[ 2014/05/31 21:59 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」

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横浜ジャック&ベティに最終日滑り込み。

ドーナツ盤がスクリーンいっぱいに映し出されてターンテーブルをぐるぐる回り、
それに合わせてティルダ・スウィントンの寝ころぶ部屋もぐるぐるぐるぐる。

もう、オープニングから画面に釘づけ。

主人公(トム・ヒドルストン)はミュージシャン。
おそらく何百年にも渡って数々の音楽家に姿を変えて生きてきた吸血鬼。

ミュージシャンで吸血鬼。
この肩書でわかるように、この主人公、生活能力ゼロ(笑)。
良質の血が手に入らないとすぐにバテるし、
表には出たがらないしで、
同じ吸血鬼である妻(ティルダ)が飛行機に乗って会いに来なければならない。

まあ、何百年も生きてるんだから、テンションが低いのも無気力なのもわかる(笑)。
そしてこのだらだらしたテンポがジャームッシュ映画の淡々としたリズムにぴったり(笑)。

といっても、登場するのはだらだらした吸血鬼ばかりではない。
妻の妹が突然やってくるんだけど、
人の家に着くなり「お腹空いた」とか、
しぶしぶ良質な血液を提供すれば「おかわり!」とか、
とにかく図々しい。
さらには「キュート」とか言って、主人公のマネージャー(?)の血を吸っちゃうし。
(主人公たちは人には咬みつかず病院などから血を調達している)
朝にはレコード割り放題で部屋がぐちゃぐちゃ。
ああ、吸血鬼でだらしないとこうなっちゃうんだ…と妙に感心した。

ちなみに本能の赴くままに血を吸ったものの気分が悪くなった妹に姉(ティルダ)の放った一言が秀逸。
「音楽業界の男(の血)なんて!」
そんなもの飲むから具合悪くなるのよ!と。
ティルダ姉さん、突っ込むのはそこですか。

あと、主人公の住んでいるのがデトロイトなんだけど、
廃墟と化したデトロイトに住むヴァンパイアなんて、
ある意味、時代の最先端だよね。
最先端の退廃美。

ティルダ姉さんに「エクスキューズミー」と声をかけられたらご注意を。
端正な顔立ちと丁寧な口調にうっとりしてると、とんでもない目に遭うかもしれません。

[ 2014/02/21 22:39 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」

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「ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987」を見てきた。

1987年に熊本の阿蘇で行われたオールナイト野外ロックフェスのドキュメンタリー映画。

すごかった。
何がすごいって、その天候。
前日まで快晴だったのに、突然、滝のような雨、雨、雨。
鳴り響く雷。
会場には泥の川ができて、
誰かの靴が流れてくる。
そして一晩中、雨に打たれながら耐える観客たち。
その数7万人強。

なのに、主催者は「この程度の雨ではコンサートは中止しません」とアナウンス。
全然、“この程度”の雨じゃないのに。
ありえない(笑)。
いろいろ無謀な時代だったのだなあと唖然としつつ見た。

トップバッターはブルーハーツ。
奇跡的に雨が上がって、
ヒロトの笑顔がまぶしい。

再び雨が降り出して、
白井貴子が歌う時には大変なことに。
ギタリストは避難していなくなるわ、
機材トラブルに襲われるわ、
それでも上着を脱ぎ捨てて歌い続ける白井貴子。
しかも声がぶれてない。プロだ。男前だ。

ストリート・スライダーズもよかった。
ただでさえ気だるくルーズなサウンドなのに(笑)
雨の中でますます気だるく。かっこよく。
リハーサルの様子も映されてたけど、
ハリーと蘭丸が本当にかっこよすぎてどうしようと思った。
スライダーズ最高。

BOOWYもすごかった。
雨でもまったくいつも通りの完璧なステージに見える。
ヒムロックにかかれば、雨までまるで演出のよう。
雨に濡れて歌う姿はほとんどPV(笑)。
さすがだわ。

雨が夜通し降り続けて、
朝焼けと共に登場したのが佐野元春。
1000人が低体温症などで病院に運ばれたそうで、
過酷な夜を乗り越えてここまで残った者のみが聴ける「SOMEDAY」。
なんというサバイバル。
元春が神に見えた(笑)。

荒天にもかかわらずコンサートを強行した主催側、
オールナイトの野外イベントなのにピクニックに行くような軽装で来ているほとんどの観客、
連発するトラブルに混乱するスタッフたち。
みんながこういう過酷な体験をしてきて、
今の様々なフェスがあるんだろうなと思った。

[ 2013/10/31 23:57 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「セカンド・カミング」





DVDレンタルで「セカンド・カミング」。

ロバート・カーライルが元有名バンドのギタリスト役。
今はアメリカの農場で働いて野菜を売ったりしながら暮らしてる。
もうね、こんな人が市場で野菜売ってたら通いますよ私は。

しかし、昔やんちゃしたことが記録に残ってたせいで、
飲酒運転1回してしまったが最後、イギリスへ強制送還される危機に。

弁護士に払うお金もない、
別れた妻に頭を下げても協力してもらえない、
もう、ダメダメ尽くし。

でも、いいこともある。
昔出したレコードを熱狂的に褒めてくれるファンがいたり、
ずっと会ってなかった自分の娘が思いのほか懐いてくれたり、
なんとその子がバンドでギターをやっていたりする。

それでもこの映画、劇的な展開は起こらない。

弁護士費用を捻出するために、
愛用のギターを売るカーライル。
このギター、ただのギターじゃない。
ポール・ウェラーから譲り受けたという、由緒正しきロックンロールの血が流れたレスポール!
まあ、こんなの出てきたらニヤニヤしちゃうよね(笑)。
これだけで、この映画最高。

おまけにカーライルの引き語りまで聴けちゃう。
いいなあ、かっこいいなあ、カーライル。

決してハッピーな物語じゃないけど、ラストにはほのかな希望が。
だって主人公の顔が明るいもの。
きっとこの人、幸せになれるって顔してる。
こういう映画好きだなあ。





[ 2013/07/14 00:34 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「矢沢永吉RUN & RUN」





「矢沢永吉RUN & RUN」。
1980年製作のドキュメンタリー映画。
永ちゃんのインタビューやオフショット、スタジアムコンサートのリハーサルから本番までを追っている。

映画を見ながらまず思ったのが、この人ってよく喋るな~ということ(笑)。
口が達者だよね(笑)。
でも、もちろんそれだけじゃなくて、大口叩いて実際にやってしまうところが永ちゃんなんだろうなあと独特の話術に引き込まれつつ見た。
あと、表情がくるくる変わってイキイキしてて、なんともいえず魅力的。
あの顔でニィーって笑われると何言っても憎めない(笑)。
いいよねえ。かっこいいよねえ。

私が物心ついたときには、すでにロックスターの代名詞的存在で、永ちゃんってより「YAZAWA」ってイメージだったんだけど、こうしてドキュメンタリー見ると、あまりスターって感じじゃない。
まあ、豪奢な自宅やアメリカ行ったりプロモーションビデオ的な映像もあるんだけど、ツアーで地方回ってバンドメンバーと狭い楽屋でお茶飲んだりしてる姿がほんと泥臭い。
で、そういうところから人の好さみたいなのがにじみ出てて。
全然、俺様YAZAWA様じゃないんだよね。すごくナチュラル。

あと面白かったのが、コンサートに集まったファンの映像。
ヤンキースタイルでバッチリきめてる。
会場であるスタジアムのグラウンドの足元が悪くても、真っ白な特攻服には泥はねひとつなさそうとか(笑)。

それからライブ中に観客がケンカ始めちゃって、ステージの上から永ちゃんがそれを止めるのも面白かった。
このケンカしてた人たち、「俺ら、永ちゃんにケンカ止められたんだぜ」って一生自慢できそう(笑)。

こういう夢と現実が程よくブレンドされたドキュメンタリー、他のアーティストでも見たいなあ。

[ 2012/11/16 15:27 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「ジョン・レノン、ニューヨーク」


「ジョン・レノン、ニューヨーク」



すっかり遅くなりましたが、12/9-12/10の輪輪シネマ第1回上映会にお越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました!

当日はビートルズ映画や70年代イギリス映画のパンフレットの展示即売のため、古本屋として常駐のはずが、気が付いたらドリンクのオーダー取ってました(笑)。
で、そのまま2日間フル回転。
上映が始まれば、お客様たちといっしょにスクリーンに見入り、暗闇でただただ息を詰めて映画を見る空間を満喫しました。
あー、私ほんとに映画が好きだなあと再確認。

上映した映画は「ジョン・レノン、ニューヨーク」。
ヨーコと別れて酒に溺れてダメダメなジョンが紡ぎだす「スターティング・オーヴァー」の美しい旋律に涙。
ああ、こんなに人としてダメなひとが、こんなにも美しい歌を作るなんてと(笑)。

エンドロールで流れる「ウォッチング・ザ・ホイール」もよかった。
<もうメリーゴーランドには乗らないよ あとは勝手に回っててくれ>という、音楽業界の第一線から降りたジョンの歌。
でもそれが今聴くと、人生から降りたひとりのスターの歌にも聴こえてグッときた。

上映後、道楽堂の展示したパンフを買ってくださったお客様はみんなビートルズに思い入れのある方ばかりで、それぞれにパンフを眺めながらお話を伺うのも楽しかった。
折れ対策として厚紙を添えてパンフをお渡ししたら「グッドショップ!」と褒めていただいたり、もうその一言だけでしばらく生きていけます(笑)。

また上映会のある時にはできるだけ参加させていただきたいと思っているので、次の機会には今回ご都合つかなかったみなさんにもお会いできたらうれしいです。

[ 2011/12/21 21:48 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「奇跡のシンフォニー」


「奇跡のシンフォニー」



録画しておいた「奇跡のシンフォニー」を見た。

孤児の男の子(フレディ・ハイモア)が実は音楽の天才で、とんとん拍子で音楽の才能を見つけてくれる人に恵まれ、やがて自分の演奏会でまだ見ぬ両親と同じ会場に居合わせる。
まあ、こんな偶然あるわけないよ!ってエピソードのオンパレード。

いや、でもね、ちょっと待ってほしい。
いくらファンタジックな映画とはいえ、この作品、あまりにリアリティに欠けている。
まるでおとぎ話や神話を見ているかのようなフワフワした現実離れした感触。

で、私は思った。
これは万人向けの感動ドラマを装った野心作ではないかと。
主人公の少年は音楽の擬人化。
こういう映画、他にもあった。
「私の20世紀」というハンガリー映画。
あれもフワフワしてて、20世紀という時代そのものの擬人化のような映画だった。
つまり、音楽と人間との幸運な遭遇を描いた映画だと私は思う。

あと、恋する瞳のジョナサン・リース・マイヤーズは反則。
なんでこういう育ちの悪い役をやらせるとはまるのか。

ロビン・ウィリアムズのセリフがいい。
「三度のメシよりも音楽を愛せ。人生よりも。自分よりも」

[ 2011/04/19 13:09 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

Band Aid「Do They Know its Christmas」


Band Aid「Do They Know its Christmas」



スーパーで買い物をしていたらバンドエイドの「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」が流れた。
1984年の大ヒットチャリティーソング。

バンドエイドといえば、以前にNHK-BSでドキュメンタリーを放送していて、これがとても面白かった。

ボブ・ゲルドフとミッジ・ユーロ(ウルトラヴォックス)が発起人というのは知っていたんだけど、その次にこのプロジェクトに賛同したのがスパンダー・バレエとサイモン・ル・ボン(デュラン・デュラン)だと知ってちょっと意外な感じがした。
ただのバカだと思ってたけど(ごめん)サイモンを見直した。

スパンダー・バレエもただのチャラいバンド(これもごめん)だと思ってたけど見直した。
というか、ヴォーカルのトニー・ハドリーがスターの集合した当時のレコーディングを振り返って、「カメラ映りを気にしてめかし込む人もいた」と言ってて、それはお前だ!と突っ込みたくなった(笑)。

ちなみに曲の冒頭部分は最初デヴィッド・ボウイが来たら頼むつもりで残してあったそうだけど、結局来なかったからポール・ヤングが歌うことになったとか。
ポールはイメージそのままいい人っぽい。

同じポールで、ポール・ウェラーはオールバックに白いマフラーで颯爽と現れて、それはもうクールでかっこいいんだけど、スチールを撮ったカメラマンから「ポール・ウェラーとボノ(U2)は喋りっぱなしで止めるのに苦労した」とか何とか言われていて笑った。
ボノがうるさいのはなんとなくわかるけど(笑)ペラペラ喋りまくりのポール・ウェラーは見たいような見たくないような・・・。

あと、当時のスティングがかっこよすぎて心臓が止まるかと思った(笑)。

[ 2010/12/21 17:55 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」


「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」



有楽町スバル座で「ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー」。

最初、高校のバスケ部とチアリーダーのアメリカンスクールカーストの頂点をそのまま映像化したようなシーンで、ああ、なんて遠い世界の物語だろうと目を細めて見ていたが、どうやらわざとステレオタイプを描くことでコメディっぽくしようとしているらしいと気づいてホッとした(笑)。

しかしながら、他のアメリカの学園ものと比べたら、コメディセンスがあまり感じられないし、どこかで見たようなキャラばかりだし、全体的に健全すぎる。

というのも、私はディズニーの実写映画が好きで、例えば「フォーチュン・クッキー」とか「プリティ・プリンセス」とかは、健全でありながら、その制約の中での絶妙なラブコメ的センスがよかった。
今回も勝手にディズニーっぽいラブコメを期待したのが悪かったのかも。
元のTVシリーズの方が面白そう。

あと、ミュージカルとしても私的にはいまいちピンとこなかった。
好みの楽曲がなかったというのが一番大きいけど、ダンスを見てもわくわくしないし、何より主役のザック・エフロンの眉毛が気になって(それは関係ない)。

でも、ヒロインのヴァネッサ・ハジェンズはかわいかった。
賢そうなお嬢さんって感じだし、笑顔がキュートで親しみやすい。
それに今にも歌い出しそうな口元が魅力的で、「ウエスト・サイド物語」のナタリー・ウッドを思い出した。

[ 2009/02/25 01:04 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「マンマ・ミーア!」


「マンマ・ミーア!」



夕方から近所のシネコンで「マンマ・ミーア!」。

これ以前から予告編が必ずバズ・ラーマン監督の「オーストラリア」とセットで流れていて、「バス・ラーマンって『オーストラリア』よりこっちの監督をやりたがりそうだな・・・」と思っていた(笑)。全然関係ないけど。

ギリシャの小島でホテルを営むメリル・ストリープの元へ、娘の父親(誰かはわからない)3人が現れる。
この3人のキャスティングが絶妙。
007やってるより明らかに楽しそうなピアース・ブロスナン、見るからに堅物なコリン・ファース、自由でふらふらしているのがやけにハマるステラン・スカルスガルド。
特にコリン。
エンドロールの衣装は・・・(笑)。
劇中でも目覚めすぎだろう・・・。

そして、全編に流れるABBAのナンバーがどれもシーンにぴったりで、ただただ楽しく、月並みな言い方だけど、映画を見た後はとても元気になった。

女手ひとつで娘を育て上げ、化粧っ気もなく、髪振り乱してホテルの雑用に明け暮れる母(メリル)に、長年の女ともだちが「昔はブイブイ言わしたでしょ!?」とばかりに迫る(笑)「ダンシング・クイーン」が思いのほか感動的で、思わず涙ぐんでしまった。

なんかね、堅いスーツ着てつまんなそうに会社行ってるお父さんにも、家族の世話で忙しくて自分は二の次なお母さんにも、み~んな若い頃があったんだよっていう、ものすごく当たり前なのに、日常に流されて周りも本人も忘れそうなことを鮮やかに思い出させてくれる映画。

思い出すといえば、メリルがかつての男たち3人に出会った瞬間に、20年前の姿が蘇るシーンには笑った。
ピアースはヒッピー@長髪だし、コリンはメタル野郎だし(と映画では言っていたがグラム野郎に見えた(笑))。


[ 2009/02/19 10:24 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「アイム・ノット・ゼア」


アイム・ノット・ゼア オリジナル・サウンドトラック



 渋谷シネマライズで「アイム・ノット・ゼア」。6人の俳優がボブ・ディランを演じるというので、何ヶ月も前から前売り券を買って楽しみにしていた映画。

 結論から言えば、ディランファン以外には薦めない映画。でも、ヒース・レジャーの遺作だし、ケイト・ブランシェットがディラン本人よりも数段男前だし、全編を流れるディランの楽曲は文句なしにかっこいいし、あれ?意外とディランファン以外にもイケるかも・・・(どっちだ)。

 いや、それでもね、「ノー・ディレクション・ホーム」と「ドンド・ルック・バック」を見た人じゃないと、理解するのは難しい映画だと思う。だって、ちゃんとストーリーがあって、登場人物がいて、というタイプの映画ではないから。6人の俳優が演じるのはすべてディランの象徴というか心象風景であって、トッド・ヘインズ(監督)がディランの半生を詩的に散りばめたコラージュという感じ。

 で、ディランファンとして面白かったのは、各エピソードがそれぞれ楽曲の背景を説明してくれていて、あ、この歌ってこういう状況で作られたのか~っと想像できること。ディランの歌を知るための映画だなあと。

 でも、ヒース・レジャー演じる若きディランがラブラブなところで「I WANT YOU」はわかりやすく甘すぎで笑った。あれくらいベタベタなノリだったら、キャメロン・クロウの方がうまい。「バニラ・スカイ」はトム・クルーズとペネロペ・クルスが「フリーホイーリン」ジャケットのシチュエーションを真似てるだけなのに、ちゃんとディランだもん。

 それから、淡々と記者の質問に答えるベン・ウィショー。「ブライアン・ジョーンズ/ストーンズから消えた男」ではキース・リチャーズを演じて、今回はディラン。あまり外見を変えてないのに、雰囲気でそれっぽく見せているのがうまいなあと。「パフューム」の変態殺人鬼もよかったけど(笑)。

 しかし何はなくとも、2時間半ずっとボブ・ディラン。冒頭の「メンフィス・ブルース・アゲイン」からエンドロールの「アイム・ノット・ゼア」まで(間違ってたらごめん)全部ディラン。ディランファンとしてうれしくないわけがない。
 ちなみに、映画見る前から2枚組のサントラも聴いていたけど、この「アイム・ノット・ゼア」はディラン本人よりソニックユース版の方が断然いい(と私は思う)。あ、オリジナルよりカバーがいいのはいつものことですか?(でもそんなディランが好き)

[ 2008/05/26 13:05 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)

「ラフマニノフ/ある愛の調べ」


ラフマニノフ~ある愛の調べ オリジナル・サウンドトラック/サントラ[CD]



 その後、六本木に移動してロシア映画「ラフマニノフ/ある愛の調べ」。

 数時間前に見た「少林少女」とのギャップに少しとまどう(当たり前)。
 久しぶりにヨーロッパ映画らしい映像美を見たというか、全体がいい感じに粗い映像で、まるでヴィスコンティの映画みたいだなあと思ってうっとりして見た。ピアニスト、ラフマニノフの演奏シーンが思いっきり見れるのかと思ったがそういう映画ではなかった。
 ソ連からアメリカに亡命して全米ツアーをしていく中でスランプに陥ったり酒浸りになったり奥さんとうまくいかなくなったり。そんな弱くて人間くさいピアニストの半生がごく自然に描かれていた。

 ラフマニノフを演じるエフゲニー・ツィガノフがいい。ピアノ以外のことはまったくダメそうな、でもそんなところが女にはほっとけない感じに映る男を魅力的に演じている。
 上映時間は96分。天才ピアニストの半生を描くにしては短くて素っ気ないような気もするが、ラフマニノフの人間像にのみ的を絞った造りに監督のストイックさが出ていて、私はとてもいい長さと思った。


[ 2008/04/03 02:33 ] 音楽映画 | TB(0) | CM(0)
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